こんなウイスキーもあるのかという品揃え「bar b」

熊本市の繁華街、銀杏通りの古い雑居ビルの2階にひっそりとあるバー「bar b」。

bar b:看板

あまり地方メディアでも紹介されないっていうかググっても情報が拾えない店なので、穴場といえば穴場なのだろうが店主としては情報が拡散されて客が増えたほうがいいのではないかと思ったりもする。

スナック居抜きっぽい店内でソファでまったりもできるが、やっぱバーはカウンターがメインだろうね。

bar b:店内

とりあえず何でも1,000円という会計システム。
なので、他所のバーで注文するのをためらう凝ったカクテルなど飲むのがいいだろう。
あるいは、あんまり他所で見かけないウイスキーなど注文するのがいいかな。
バックバーを眺めると、ちょっと変わったボトルが目に留まる。

bar b:バックバー

この日はブラックグラウスを飲んでみた。
フェイマスグラウスなら何処のバーにもあるだろうが、俺はブラックは見たことなかったわ。

そして見たことなかったといえば、こちら。

bar b:4種の原酒

キリン御殿場蒸溜所の、モルト2種とグレーン2種のブレンドキット。
これ、後で調べたらネットショップ限定でサッサと売り切れちゃったんだね。
これの4種をちょっとずつ利き酒みたいに出しているとのこと、この夜は俺はもうだいぶ酔ってて味の違いを楽しめないだろうと試さなかったが。

そしてまたマニアックなのが、こちら。

bar b:岩井

岩井トラディション。
一般には焼酎のメーカーとして知られているであろう鹿児島の本坊酒造は、俺にとっては一升瓶ウイスキーであるマルスを作ってる会社という認識だ。
まぁクソ安いウイスキーなんだけどねマルスってのは、ちょっと俺には思い入れのある酒なんだよ。
で、本坊酒造は信州や山梨にワイナリーも持ってるんだけど、そのワインに使った樽で熟成したブレンデッドウイスキーなんだよね、岩井(ネーミングは岩井喜一郎にちなむ)。
なかなか奥深いっつーか複雑な味で、飲み応えのあるウイスキーだわ。

と、こんな感じで酒好きを自認する、ちょっとマニアックな酒が好きな人には行ってみると楽しいバーだ。
住所的には花畑町、武蔵4ビルって古い雑居ビルの2階。
あ、マニアックな酒があるからって気難しいマスターがやってるバーってわけじゃないよ。
意外と女性客の多い、気楽に入れる店です。