地味に佳い飲み屋「味善」大阪市北区梅田


友人と金曜の夜に、大阪駅前第2ビル「味善」で飲んだ。
俺が独りではなく誰かと飲むのは珍しいし、昼じゃなく夜に飲むことはあまり多くない。
そういうイレギュラーな状況であったから辿り着けた店だという感じです。








この店の開店は17:30からで、だから昼に開いているところを見かけたことはなくて存在を認識していなかった。
そして、友人と会話しながら通りすがったのだが、店に気づかず素通りしていた。
友人から“通りすがりに良さげな店があったよ”といった旨のことを言われて、ようやく“あっ、そうなの?”と。
そんな流れで入ってみたわけなので、いつものように独りで昼間だったら出会うことはなかった店なのね。









瓶ビールはあるか訊くとアサヒかキリンとのことで、勇んでキリンでお願いします、と。
しかし惜しい、キリンだが一番搾りだった。
でもね、瓶の首んとこに“新・一番搾り”だかって貼ってあって、確かに味が変わったかもって感じた。
なんか、べたっと甘く感じる、ぼんやりした味ではなくなった気がした。



お通し、焼売。
女将さん一人で切り盛りしてて丁度いいぐらいの席数、客層はちゃんと大人って印象。
騒がしくなく、さりとてシーンともしてなくて、女将さんの接客の距離感もいい感じ。
店先の貼り紙にあるように、喫煙可能店。









ポテトサラダとか、椎茸焼いたやつとか、高菜冷奴、せせり焼いたやつとかいただきました。
どれも華美ではなく過剰な味付けでもなく、なんか当たり前でいいなぁ、みたいな良さ。
ビールを飲み干して安い日本酒をぐびぐび飲んでたが、やがてその紙パックの酒は品切れになった。
それで地酒をいただいたんだけど、なんだったっけな播州……なんとかっていうの。
ちょっとクセのある酒だなぁと感じたが、それはそれでたまにはいいよね。



なんか2ビルの隠れ家っつーか穴場みたいな存在感ね。
通路の向かいがパチ屋で、そことか近隣の店の呼び込みがクソうるさく聞こえてくるんだが。
それもまぁ店内の穏やかさを際立たせるアクセントと思えば、ね。





この店に立ち寄ったのは2023年05月26日
↓「食べログ」での店舗情報
味善居酒屋 / 北新地駅西梅田駅東梅田駅