昭和ゴージャス大ホール中華「北京料理 徐園」大阪市西区江戸堀


思いがけず再訪することになった「北京料理 徐園」。
しかもランチではなく、夜だ。









照明が煌びやかで、派手だね。
それによって、敷居の高さが増すね。
昼は思ったより庶民価格だったんだけど、夜は高いんよね、きっとね。









しかし、自腹ではないのでビビることはないのだ。
江戸堀の現場の、懇親会にお招きいただいての、タダ飯タダ酒だ。
こういう機会は、勤め人ではなく協会や団体に所属してたりもしない俺には、非常にレアだ。









団体客向け、3階の宴会場。
たくさんの円卓が並び、マイクなんか設置されちゃってて、いかにも昭和の宴会場って素敵空間。



飲み放題2時間制、瓶ビールがあるのは嬉しいね。
もっと、ビールの銘柄は記載されていないので一抹の不安。









ああ、瓶ビールはモルツか。
ほとんど飲む機会のないモルツ、まぁいいか、プレミアムモルツは好きじゃないが、こっちは許せる。
何名かの給仕が、各テーブルに3本ほど瓶ビールを置いて回った。
その後も瓶ビールは惜しみなく提供され、そんなに出していいのかよ太っ腹だなと思った。
考え様によっては、生ビールをオーダーされるたびに出すよりも、労働コストは抑えられるということかな。



料理もどんどん提供された。
最初は冷菜の盛り合わせ、華やかな彩りで“中華の宴会だなぁ”という感慨がある。
でも味付けが上品で、ちょっと俺には薄味に感じたが、それはたぶん俺がバカ舌なんだろう。









豚の天ぷら、おいしゅうございました。
鶏肉とナッツ炒め的なもの(カシューナッツじゃないなぁ)、けっこうピリ辛だった。









しかしまぁ、大量の大皿料理を次々に調理する料理人って大変よね。
そして、それを投入する給仕も大変だわ、大きな皿をいくつも持ってテーブル間を縦横に行き交う。









プレーンチューハイを何杯も飲んだ。
給仕の人にお願いしてたんだが、途中で会場の隅っこに酒とか割材が置いてあることに気づいた。
なんだ、自分で注げるんだな、じゃあ自分でやるわ。
そっちのほうが気兼ねなく飲める。









中華の店らしく、飲み放題には紹興酒も含まれていた。
これが瓶ごと温められていて、卓上にはザラメ糖もあって、気が利いてるなぁと思った(俺は飲まないが)。
最後はライチが出されて、これまた中華らしくて良いね。









ところで、禁煙だった。
昭和っぽい店だから、昭和らしさを貫いて喫煙可かも、と淡く期待してたんだが。
でも喫煙室が広くてゴージャスで、それは嬉しかったな。
ここで飲ませてくれりゃ良いのに、と思った。



俺にとって貴重な体験となったなぁ。
以前に利用したとき、上の階は宴会場だと知って、どんな空間なのか気になってはいた。
でも基本的に単独行動である俺は、利用する機会はないだろうと思ってたんだよね。
そのことが、タダ飯タダ酒ってことより嬉しかったよ。





<初回投稿:2024年01月29日>
江戸堀の現場に入り、昼休みにメシを食うシリーズ。
そろそろ契約期間が終わり、もうこの辺に来ることもなくなるから、利用したことのない店に行っておこう。









行っておくべきは、断然ここ「北京料理 徐園」なんだよね。
この威風堂々たる、敷居の高そうな雰囲気のエントランス。
そして肥後橋辺りが行動圏の人には馴染み深いであろう、派手で立派な……なんて言うのかな、門。
非日常な存在感で“いやぁ俺なんかが行くような店じゃないだろう”と思いつつも、いつか行ってみたいと思っていた。









なにしろ高価なんだろうなぁと思っていたが、意外とそうでもなかった。
店先に掲示されたメニューを見ると、900円のセットがあった。
最低価格の品でも2,000円近いんじゃないのかとビビっていたが、いやいや1,000円切るんだな。
ラーメン単品やスパイスカリーが1,000円超えるのも珍しくない昨今、900円は安く感じてしまった。









エントランスの先には受付カウンターみたいなのがあって、2階へどうぞと案内された。
一人だし予約ないしダメかもとか腰が引けてたが、ぜんぜん大丈夫だった。
そして2階に上がると、かなり広い昭和風味ゴージャス空間。
天井センターの照明が、なんかUFOみたい。



席について卓上メニューを見ると、皿うどん、天津飯とかの庶民メニューがあって800円。
良かった、俺レベルの庶民も利用していい店だったんだ。
注文したのは店先で見たハーフ&ハーフ900円也。









ハーフ&ハーフは週替わりらしく、この週は五目汁そば&麻婆丼。
小洒落てない、無骨と感じるルックスで、その洗練されてなさがホッとさせる。









五目汁そば、具沢山。
野菜いろいろ、タケノコ、キクラゲ、マッシュルーム、それにエビ、ホタテ、イカ、豚肉。
いろいろな味と食感を楽しめ、いろいろな栄養素を摂取できている気がする充実感。
多様な滋味が溢れているといった印象のスープも、うまい。
まぁ麻婆丼は普通かなとは思ったが、汁そばの満足度がとても高かった。



行ってみて良かった。
店の立派さにビビらず、思い切って行ってみるもんだねぇ。
いや“行ってみるもんだ”とか調子にのってると、いつか痛い目にあうかもしれないけどな。
この店はぜんぜんオーケィだったよ、立派な庶民中華だ。





この店に最初に立ち寄ったのは2024年01月29日
↓「食べログ」での店舗情報
北京料理 徐園中華料理 / 肥後橋駅渡辺橋駅淀屋橋駅