かなり昔から知っているバー、「マスケラード」へ。
TwitterのTL上で、どこか東京だと思うんだがバーだかカフェバーのカウンターにウイスキーの樽が置いてある画像を目にして、樽からウイスキーを供するサービスがあるんだなぁと思った。
樽からウイスキーをというのは、名古屋の金山にあるバーで経験したことがあるが、何というバーでウイスキーの銘柄は何だったのかは覚えていない……たぶんもう20年ほど前のことで。
で、気になった画像の樽は、ハイランドのクライヌリッシュというモルトのようだった。
飲んだことないな、飲んでみたい、樽からじゃなくていいから。
そう思ったら何処へ行けばいいか、熊本なら「マスケラード」ということになる。
ウイスキーの品揃えが、モルトでもブレンデッドでも、とにかく豊富なバーだ。
さっそくマスターに訊くと、あったよクライヌリッシュ。
オフィシャルじゃなくてボトラーズだけど、期待通りに置いてあった。
さすが「マスケラード」期待を裏切らない。
さっそく飲む。
当然ながらシングルモルトはストレートで飲む。
スムースな飲み心地、薫りは申し分なくフワっと。
オフィシャルは14年が一般に流通してるようだが、このボトラーズは何年ものなんだろう(訊くの忘れた)。
すごく豊かなウイスキーだなぁ(よく判ってない人っぽい感想)。
ところでウイスキーをストレートで飲むときは、必ず水ももらう。
ウイスキーのゴールドと、水のシルバーの、この色の組み合わせが好きだ。
さて、目的は果たしたので、あとはマスターの勧めで適当に飲む。
バックバーには沢山のウイスキーが並んでいるから、おまかせで飲んだことのない酒との出逢いを楽しむ。
もう残り少なかったマックギネス7年ゴールドタッセル、カナディアンウイスキー。
アイラモルト、ボウモア16年。
どちらも美味しかったんだけど、ボウモアはカスクストレングスで54.3度あって、それが強烈でマックギネスの印象は消し飛んでしまった。
というかカナディアンのあとにアイラを飲めば、そりゃアイラの印象で塗りつぶされちゃうよな。
チャームにトマトが、これが良い口直しになる。
「マスケラード」は、住所的には熊本市中央区新市街3-2なんだが、下通りドンキの目の前、「水戸黄門」のテーマがエンドレスで流れている居酒屋のあるビルの地下。
地上の騒がさしさと裏腹に、ドアを開けたらちょっとした異空間な気分。
マスターは気さくな人だから、バー初心者にもオススメだよ。