ヒゲ面で暑い時期にはサンダルでウロウロする俺みたいな社会的にアレなオッサンには相応しくないです。
ちゃんとした人たちには良い店かもしれません、いやそうだと思います。
西銀座通りと銀杏通りが交差する角のファミマの隣のビルの4階「あて屋 豆福」。
エレベータを降りたら小綺麗な店先。
店内も綺麗です。
若く美人の女将さんと男性スタッフがいらっしゃいました。
まだ先客はなく、カウンターの奥に通されました。
まずビールを注文。
キリンラガー瓶があって嬉しい。
カウンター向こうに掛けられたボードに料理のメニューが、俺が座った位置から少し遠かったが、わざわざボードを降ろして見せてくれました。
親切だね。
350円と550円の2プライスだったか、なかなかいい感じのアテが。
でもまぁとりあえず、ポテトサラダを注文しました。
ポテトサラダは茹でたタマゴがゴロゴロ粉砕されていて、立派なポテトサラダでした。
カウンターにはポン酒の一升瓶が何本か並び、ふむふむポン酒の品揃えにもこだわりがあるのかな、って感じ。
ビールを飲みながらポテトサラダをつまみながら、ポン酒の瓶を見つめていました。
ポン酒と、なにか刺身を合わせて楽しむのもいいかもしれない、そう思っていました。
静かな店内には、女将とスタッフのコショコショとお喋りをする楽しそうな声が静かに響いていました。
もっと普通のボリュームで喋ってくれるか、黙るかして欲しいと思いました。
それか俺は放置してくれていいから、厨房にでも隠ってお喋りして欲しいと思いました。
サクっと飲んで食べて会計をお願いしました。
小鉢に、美味しそうな葡萄が出されましたが、ご遠慮させてもらいました。
会計が済むと女将がエレベータまでお見送りをしてくれて、ナマステーみたいに手を合わせて見送ってくれました。
ずっとボショボショお喋りしてたのに、終わりよければってやつかなと思いました。
でも綺麗な店なので、俺以外の人はきっと好きになる店だと思いました。