東京に行くと食べたくなる安っすいチェーン店「富士そば」の上野店に行った

念願の、と言うと大げさ過ぎるが、ずっと行きたかった「富士そば」。
上野駅の正面玄関口を出てからすぐ、首都高をくぐる手前の店舗に夜中に立ち寄った。

俺は蕎麦が好きなんだけど、漢字で蕎麦と書くのがはばかられるレベルの、平仮名で“そば”と書くのが相応しいレベルの“安っすいそば”が好きなんだ。
勿論ちゃんとした蕎麦も好きだが。
で、仕事やプライベートで東京に行くと、よく「富士そば」を利用していた。
都内だいたいどこにでもあり、24時間営業だからどんな時間帯にも利用できるってのが好きでね。
俺にとって、ある面で東京を象徴しているんだよ「富士そば」って。

東京飲み屋巡りに行って、どこかのタイミングでどこかの「富士そば」に行こうと楽しみにしていた。
諸々のタイミングが合って、深夜の上野店へ。

富士そば:外観

もうやがて24時になろうという時間帯、店内に客はまばら。
ちょっとビールを飲もうと、券売機でビール小300円。
注文と商品受け渡しのカウンターには揚げものが何種類かあって、とり天を。

富士そば:とり天

とり天は現金払いで、受け取るとき店のオバチャンが“温かいダシかけましょうか”と提案してくれたが、そのまま冷えたままで。
深夜にビールと冷えた天ぷら、この“うらぶれ感”が良い。

ところで、今はもうほとんどの店舗が立ち食いじゃなく座りの店になってるんだね。
ネットで調べると都内で立ち食いの「富士そば」は4店舗ほどしか残ってないようで。

ビールを飲み干し、そばを食う。

富士そば:そば

ま、なんてこたぁない、単なるざるそばです。
なんてこたぁない、というのが良いんだなぁ。

↓「食べログ」での店舗情報

名代 富士そば 上野店そば(蕎麦) / 上野駅京成上野駅稲荷町駅