店自体もビルになってんのね、なんだか殺風景でうらぶれた外観だな。
品書きの掲示がなきゃ飲み屋だとは思わないかも。
しかし店内は、外観の印象とは違って昭和っぽい和める酒場です。
平日の11時台、そこそこ席が埋まってるね。
空いた席に陣取り、まずは何を飲もうか。
東京飲み屋巡り5日目最終日、もう東京を離れるから最後にホッピー飲んどくか。
店員の女の子にホッピーを注文すると、セットで登場。
ほほぅ、ジョッキに氷、ホッピーと焼酎が別々に、さらに氷にトングにマドラーにと。
こうやってワンセットで目の前に揃うと、なんだか楽しいね。
自分の好きな加減で飲めて良いねぇ。
焼酎(正一合)250円、ホッピー220円、トータル470円か。
贅沢に氷がセットになってるから、納得価格だわ。
お通しがでてきて、これが250円。
まぁ納得できる、ちゃんと酒のアテになるし。
店内は見事にオッサンばっかりで、みんな常連で互いに顔見知りのようだ。
オッサンたちは、いい距離感で仲良く、かつ過度に干渉せず酒を楽しんでいる。
見知らぬオッサンである俺も、アウェイ感なく自分の酒を楽しめる。
店の女の子は大陸系だろうか、素っ気ないようでいて愛想がないわけでもない。
カウンターの隅で寝ているオッサンを放置してあげながらも、たまに気遣っていたり。
女の子に話しかけてみると、ちゃんと応対してくれるし、いい距離感だ。
客も店も、なんだか距離感が絶妙に感じたよ。
なかなか居心地がよくて憩えるね。
けっこうメニューの多い店で、ホッピーのアテに何を注文しようか迷うほど。
熟考した末にハムカツを注文した俺は芸がないなぁ。
薄くて、コロモが雑についたハムカツだが、こういうのがうまいんだよな。
ハムカツってのは、安っぽいほどうまいよね。
氷もまだタップリあるし、ナカを追加。
うーむセットになってると、余計に飲んじゃう客単価アップの効果があるかも。
名店だよってな評価は目にしなかった、そこまで期待してなかった酒場だけど、俺にはダークホース的に良いね。
適度な距離感が心地良い店だなって感じたよ。
こういう酒場がビルの谷間にひっそりあって、池袋は酒飲みにとって素敵な街だな。
【広告】Advertisement
↓「食べログ」での店舗情報
酒場 ふくろ (居酒屋 / 池袋駅、東池袋駅、都電雑司ケ谷駅)