住所的には西中洲だが、春吉交差点の近くにあって15時から店を開けている。
屋号は“ふっくら”って読むんだね。
洒落た外観で、店内もスッキリしつつ酒屋さんみたいな様子でもある。
入ってすぐ2階への階段があり、左手にカウンターがある。
BGMはハワイアンテイストで日本酒とミスマッチな気がしないでもないが、女性店長もなんだかハワイアン風味なので好きな曲をかけてるのかなと納得できる。
さてこの店、18時まではセレクトされた酒を1時間1,500円(+Tax)で好きなだけ飲めるっていう利き酒し放題システムがある。
その情報をネットで拾って行きたくてたまらなかったわけなのよ。
そんなわけで平日の16時台に行ってみた。
カウンター傍の冷蔵ショーケースに、セルフで好きなだけ飲んでいいポン酒が。
いっぱいあって、こりゃ選り取りみどりだな。
カウンターには椅子が用意されているが、カウンターの高さと椅子の高さのバランス的に酔ったら転げ落ちるかもしれんと立ったまま飲むことにする。
さっそく利き酒し放題をお願いすると時計を見せて終了予定時間を告げてくれて、オススメの夏酒を教えてくれた。
そして飲み放題の和らぎ水を出してくれたよ。
ありがてぇな、水。
さぁ飲むぞ。
久留米市城島町、比翼鶴酒造の直汲み無濾過生原酒 純米。
飲みごたえある旨味。
嘉麻市、寒北斗酒造の雫取り薄にごり吟醸酒 先走。
先走って一番搾り的な意味になるのかね、すごくフレッシュであっさりスムース。
久留米市、山の壽酒造の山の壽 Okiro 活性にごり生原酒。
インパクトあるラベルとネーミングで、味も個性的だわこれは。
ちょっとアラックみたいな、苦手な人にはダメかもしれない香りだが、飲み口は以外とスルリといける。
久留米市三潴町、池亀酒造の純米吟醸 荒走り無濾過原酒。
クールなラベルの印象と同様、キリリとした酒だなぁ。
久留米市三潴町、杜の蔵酒造の二の矢 夏生 夢一献。
ラベルがかわいいし涼しげ。
これは店主に飲み疲れた頃に飲むといいですとすすめられていた夏酒で、すごく爽やかで納得。
ここまでで30分強、和らぎ水をグビグビ飲みながらではあったが、もういい感じに酔っている。
まだ持ち時間は残っているが、ここまでとした。
えっ、こんなに早く切り上げる人はいませんよって店主が驚いていたが、俺には良い頃合いだ。
レアな酒も楽しめたし、ヘベレケに酔っぱらうために利き酒し放題にしたわけではないのよね。
ベロベロに酔ったら、なにを飲んだのか印象も残らず、そうなったら損だと俺は思うから。
ところで飲みながらも2階が気になっていた。
屋根の構造、梁とかが酒蔵を思わせるので、わざわざ誂えたのかなと。
店主に訊くと、わざわざそうしたわけではないとのこと、どうぞ上がってみてくださいと言ってくれたので2階見物。
いい感じに屋根裏部屋みたいな鄙びた風情があり、利き酒し放題をグループで予約すると貸し切りで使わせてくれるそうだ。
利き酒し放題の酒は入れ替わるとのことで、またしばらくして再び立ち寄りたいなと思った。
↓「食べログ」での店舗情報
福蔵 (バー / 天神南駅、西鉄福岡駅(天神)、中洲川端駅)