その名前は知らない通りに面してある、「フレッシュマート」という店に朝から立ち寄った。
ま、外観はぜんぜんフレッシュじゃないけどね、黄色いテントはすっかりくすんじゃっててね。
つーか店先に自転車が多過ぎて……まぁこれは萩之茶屋では珍しくない光景だが……店に入りづらい。
入りづらいってのは心理的なものじゃなく純粋に物理的に自転車が邪魔で。
ここは食料品っていうか惣菜を売ってる店で、かつ惣菜をアテにして朝から飲める店だ。
飲み屋としての屋号は「立ち呑みフレッシュ２号店」ということになるようだ、１号店があるのか知らんけども。
はい、こんな感じでパックされた惣菜を売ってますよ。
手作り感があって、そして酒に合いそうなものがいろいろあって、値札がなくて少し不安もあるけど楽しい。
昔からの食堂兼飲み屋ではガラスケースに作り置きの惣菜を用意するスタイルがあるが、それと同じような感じでありつつ買って帰れるようにパックされてるわけだな。
肉豆腐が美味しそうだったので、それを選んで店の人に渡して、奥の席へ。
売り場の先にカウンター席があり、テーブルもいくつかあり、椅子が用意されていて立ち飲みではない。
朝の９時台だったが既に先客が何組かあって、見事にオッチャンばかり。
奥のテーブル席を選んだのは、そこが扇風機の風がよく当たるように思われたからだ。
小さい液晶テレビも見える、良いポジションでもあった。
さぁ朝のビールだ。
キリンラガー瓶があって嬉しい。
店頭で選んだ肉豆腐は、ちゃんと皿に盛られて温められて出てきた。
ラップをはがしてプラトレーのまま食うもんだと思ってたんで、予想外のホスピタリティを感じたわ。
推定大陸系のオネーサンが配膳してくれて、彼女が一人で切り盛りしているようだが、なかなか魅力的なんだな。
明朗で、よく気がつくオネーサンで、後でトイレを使わせてもらおうと席をたってトイレのほうを向いた刹那に“いま使用中ですよ”と教えてくれた。
一人で客の相手をしつつ料理もしつつ店内の客の動向を把握しており、俺の少ない挙動でトイレに行こうとしているのを察知して声をかけるというアビリティに感心した。
デキるオネーサンだなぁ。
あ、肉豆腐は甘じょっぱくてビールに合う味で、美味しくいただきました。
帰りしなに、惣菜コーナーの張り紙に目がとまった。
“貸して不仲になるより いつもニコニコ現金払い”
うむ、名言だよね。
店として掛け売りはダメよってアナウンスでありつつ、友達や仲間で飲みにきて貸し借りして飲み食いしちゃダメよってメッセージでもあるんだな。
うん、いい飲み屋だな。
朝から爽やかに酒が飲めたわ。
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↓「食べログ」での店舗情報
立ち呑みフレッシュ 2号店 （立ち飲み居酒屋・バー / 動物園前駅、今池駅、新今宮駅前駅）