岸和田に行くことになって、ネットで飲み屋情報を拾おうとした。
荒っぽい土地柄のイメージがあり、ならば昼間っから酔っぱらえる店が多いんじゃないかと思ったのだが(北九州の小倉みたいにね)、期待に反して昼飲み情報はほとんど拾えなかった。
つーか、飲み屋情報そのものが少なくて、岸和田市民はネットとの親和性が低いんだろーかと思ってしまった。
しかし、実際に歩いてみれば昼から飲める店が見つかるかもしれんと南海本線岸和田駅を出てウロウロしてみたが、開いてる飲み屋は見当たらなかった。
ウロウロするのを諦め、14時からやってるという希少な情報を拾えていた「歩ッ歩や」という居酒屋へ。
駅前のアーケード街にあり、駅から歩いてすぐ。
小ぢんまり、渋めの店構えだ。
店内のメニューを見ると居酒屋メニューがいろいろあるが、推しメニューは関東煮(かんとだき)のようだった。
先客があったが俺とほぼ入れ替わりみたいなタイミングでお帰りになり俺一人になったので、店の大将といろいろ会話しながらオススメを訊くと、やはり関東煮をすすめられた。
それも良いが、岸和田は魚介が旨いみたいな話も聞いたので、なに注文しようかゆっくり考えることにする。
だが考える前に、まずはビールだ。
キリンラガー瓶があって嬉しい。
大瓶550円。
ビールを飲みつつメニューをじっくり眺めて、はもの湯引き、関東煮を注文した。
はも、なかなかうまかった。
関東煮は大将のオススメで、ねぎま、豆腐を。
大将はフランクな接客で、岸和田の飲み屋事情とか、だんじりのことなんか話してくれた。
会話がはずむので酒もすすみ、ポン酒もいっといた。
やがて団体客が訪れたので、忙しくなりそうだなと会計をお願いした。
ジャスト2,000円だったな、納得のリーズナブル価格。
岸和田で貴重な昼から飲める居酒屋、なかなか良いなと思ったよ。
↓「食べログ」での店舗情報