西新の商店街にある蕎麦屋、「草八」にフラっと夕方になって立ち寄った。
マンションの一階、ちょっと奥まったところにある。
店の前まで行くと、ああ蕎麦屋だなって雰囲気ではある。
夕方になって立ち寄ったというのは、ここは残念ながら通し営業でなくアイドルタイムに休むので、昼下がりに蕎麦前で酒を楽しむってことはできないから。
ようやく17時になったら飲めるというわけだ。
割と最近、天神ビブレ地下の店舗を利用したが、こちらはだいぶ久しぶりに。
店の中って、こんなに小ぢんまりしてたっけ、と感じた。
以前は友人と小上がりでゆっくりまったり天ぷらとポン酒を楽しんだ思い出があるが、その小上がりも記憶と違ってコンパクトだなぁと感じた。
今回は独りなので、小さなテーブル席へ。
目的は飲酒なので、まず酒のメニューを眺める。
日本がいろいろ揃って、さすが蕎麦屋だと感心。
アテもいろいろあって、でも意外と“これこそ蕎麦屋のアテ”というのは揃ってない印象。
だが、大丈夫だ。
ここはポン酒を注文すると蕎麦味噌が付いてくるのでアテを注文せずとも楽しめるのだ。
ほんのちょっぴりの蕎麦味噌だが、これで十分に飲める。
アテを注文せずケチくさいが、蕎麦屋ならではの楽しみ方ではあるよ。
頼んだ酒は麒麟山生酒辛口、なぜそれを選んだかというと値段が安かったからだ。
そこそこポン酒が揃うのだが、値付けは安くはないと感じたので。
しかしまぁ、店内盛況で。
もっと渋い蕎麦屋だった記憶があったが、なんかファミレスみたいな雰囲気に感じた。
酒を飲み干し、蕎麦も食おうと。
かけそば。
うん? こんなだったっけ?
もっとこう清廉な、洗練された蕎麦だった気がしたが、記憶違いだっけ。
正確な値段は忘れたが、かけそば600円超え。
安くはないなぁ。
いや素朴で、蕎麦らしい蕎麦だなとは感じたが。
なんか全体的に、こんなだったっけ? って感想を持った。
思い出は美化されて、ってやつかな。
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