こういうロケーションにも角打ちできる酒屋があるんだねぇ。
早良区百道の「長尾酒店」。
福岡市営地下鉄藤崎駅を出るとすぐ早良区役所があって、角を北へ。
警察署や税務署がある整備された大きめの通りは百道の高層マンションセレブリティー地帯へ通じる。
その通り沿いに「長尾酒店」はある。
駅から歩いて5分ってところかな。
小さな店舗で、店先は飾りっ気がないね。
店内の様子を窺うと、角打ちカウンターが見えて先客が飲んでいるのが判った。
これは飲めるなと、店に入る。
お年を召した女将がいらっしゃり、ここって角打ちできるんですねと声をかけると、どうぞと。
入り口近くは常連さんエリアのようだったので、カウンターの奥の方へ。
入って右手の冷蔵ショーケースからキリンラガー缶を手に取り、キャッシュオンで支払って飲む。
アテは乾き物の他、簡単なものが冷蔵ショーケースに用意されていた。
カウンター内には女将と、壮年男性がいて常連さんと談笑していた。
こちらの男性は店の人かと思ったが厳密にはそうではなく、女将のお手伝いをしている人だそうで。
その男性に話を聞くと、店は早い時間帯から開いてるが角打ちは夕方からだそうだ。
ここはタバコも売っていて、店内で喫煙できる。
奥には座れるテーブル席もある。
立って飲むのが角打ちらしさを楽しめるけどね。
ゴルフの話題で盛り上がっていた常連氏が、うるさくてすみませんと声をかけてくれた。
いえいえそんな、気になさらず盛り上がってください。
南区の大橋から通っているという高齢の男性常連氏がいらっしゃり、熱心なファンが支えている酒屋なんだなと感じた。
冷蔵ショーケースには量り売りのポン酒も何種類かあって、「東一」を一杯いただいた。
メディアなんかで紹介されず、ひっそり営業している感じの酒屋だね。
ほぼ常連しか来ない店のようだけど、常連ブロックの閉鎖感はなく、一見でもフラっと寄って角打ちできるよ。
「長尾酒店」早良区百道1-18-16
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