どういうきっかけで知ったのかは忘れたが、薬院だか平尾だかに日本酒が安くで飲み放題の居酒屋があるって知って。
そりゃあ機会があれば行ってみたいなと思ってた。
それから時が経って、行ってみたいなと思ったことさえ忘れてた。
忘れた頃に友人からお誘いを受け、そういえばそういう店があったなという流れで行ってみた。
住所的には薬院3丁目だな、地下鉄七隈線薬院大通り駅から歩いてちょっと。
「ぢどり長屋」という店。
ああ、意外と小ぢんまりした店なのね、飲み放題とかやるから企業系居酒屋、なんならチェーン店かと予想してた。
そうじゃなく、いい感じの個人経営居酒屋なんだね。
店頭に大きく、日本酒飲み放題プランがアピールされている。
これが目当てなわけです。
飲み放題は60分で980円と、時間も価格もコンパクトで使いやすく思えるな。
店は、屋号からして地鶏を推してる店であろう。
炙ったり焼いたり、たたき、刺身でもと、いろんな鶏の食い方を楽しめる店だね。
鶏だけじゃなく、魚だったり、一般的な居酒屋メニューだったりとラインナップはけっこう豊富な印象。
内装にトタンが使われたいたり、昭和テイストな店内は盛況でカウンターに案内された。
お通しが出て、さらに火が起こされた七輪にのって、ししゃもが出てきた。
わぁ、もうこれだけでアテは他に要らん、もうこれで飲めるわ。
そう思うが、そうはいかない。
目当ての日本酒飲み放題プランは、一人当たり380円以上の食いものメニューを2品以上オーダーという条件を満たさないと注文できないのだ。
それは事前に把握していて、どうせポン酒にはアテが欲しいからオーダーはやぶさかではないと思っていたが、お通しとししゃもで十分に思えちゃうので他にオーダーするのは何にしようか軽く悩んだ。
ちなみに、ししゃもはサービスだそうだ。
なんとか食いものメニューの注文を決め、さあポン酒だ。
いろいろ飲み放題ということだが選択肢はそんなに多くないんじゃないかと見くびってもいたが、なかなか豊富なラインナップじゃないか。
さらに課金でプレミアム地酒も飲めますというオプションもあるが、ベーシックなプランで十分だなぁ。
ポン酒はそれぞれ銘柄ごとに特徴なんかが解説してあって、それを見ながらいろいろ飲んだ。
宮城の「浦霞」、長野の「真澄」、そして「八海山」など次々に飲んだ。
酒は注文するたび一升瓶から注いでくれる。
そのたびグラスを替えてくれるというサービスはないのだが、まぁ低価格飲み放題サービスなので良しとすべきか。
あれこれどんどん飲んだので、なにがどういう味だかしまいに判らなくなり、終盤はずっと馴染みのある「繁桝」を飲んだ。
食いものメニューも、なかなか良かった。
秋刀魚、刺身や炙り、ゴマサバならぬゴマサンマで美味しくいただきました。
会計をお願いしたら、締めに鶏スープが出てきた。
総評として、安くポン酒が飲めて、それは素直に嬉しいなと思った。
とにかくポン酒が飲めりゃいいので、アテはもっと安くて貧相なものでいいのになーと思ったが、それは貧乏酒飲みの勝手な言い草だよね。
食いものメニューで利益を出せねば、安く飲み放題なんかできないんだし、お店側はだいぶ努力して飲み放題やってくれてると感じる。
また機会があれば行きたいかな。
【広告】Advertisement
↓「食べログ」での店舗情報