お通しに日本酒が出る居酒屋って初めてだわ「うまかもん市場ひなた屋」福岡市中央区大名

映画を観に行って、劇中で登場人物がなにか酒を飲んでると、それを飲みたくなる。
この日に観た映画の主人公はやたらとヨーグルトばかり食っていたので、別にヨーグルトは食いたいとは思わず、特に欲求もないまま昭和通りをテレテレ歩いていたらフライヤーを配ってる若者が目に止まった。

受け取ってみると飲み屋のもので、フライヤー持参で最初の生ビール100円との記載が。
ビールの銘柄は何か訊くと、プレミアムモルツとの答え。
ついでに喫煙可能か訊くと、大丈夫です、と。
ふむ、ならば行ってみよう。

うまかもん市場ひなた屋うまかもん市場ひなた屋


そういう流れで「ひなた屋」という居酒屋へ。
場所は「長酒店」の2階だ。

うまかもん市場ひなた屋うまかもん市場ひなた屋

「長酒店」は何度か利用しているが、上階の店は意識したことなかった。
魚介推しの居酒屋なんだなぁ。

うまかもん市場ひなた屋

カウンター席に着き、さっそくフライヤーを提示して100円の生ビールを所望。
ほどなく、お通しが出てきたのだが、これがなんと。

うまかもん市場ひなた屋

小鉢が二つと、お猪口。
日本酒だ、お通しで日本酒が出されるんだ。
これは驚きで、思わず店主に訊いたね、なんでお通しに日本酒を? と。
すると、もっと日本酒を飲んでもらいたい、普段あまり日本酒を口にしない人にもアピールしたいとの気持ちで、お通しに日本酒を出しているとのこと。
ふむふむ、なるほど日本酒への愛を感じる。

うまかもん市場ひなた屋うまかもん市場ひなた屋

実際のところ、各地の地酒を揃えた日本酒のラインナップは、なかなかのもの。
メニューには銘柄ごとにコメントが添えられ、眺めて楽しく注文の参考になる。
そして日本酒飲み放題システムもある。

お通しで出されたのは「狩人の休日」という福島の酒だった。
そのあと、千葉の「不動 無濾過原酒」と、熊本の「神田 純米」とを飲んだ。

うまかもん市場ひなた屋

酒のアテには刺身の盛り合わせ。
これは店先でアピールされていた“赤字 刺身盛り合わせ1人前480円”というもの。
グループ客が4、5人前の注文をしてくれる前提でのサービスメニューかなと思われ、1人前を注文するのは迷惑かなと店の人に伺ってみたが、快く出してくれた。
お値打ちメニューだよねぇ、これ。

うまかもん市場ひなた屋うまかもん市場ひなた屋

キャパはそこそこあって、ゆったりできそうな掘り炬燵席もある。
この日は土曜だったので、周囲にオフィスが多い場所柄、席は空いていた。
平日はけっこう混むんだろうなぁ。

フレンドリーで柔らかい接客で、居心地良く過ごせる店だった。
ちなみに店主は「安田大サーカス」のクロちゃんとHIROを合わせたようなキャラクターで親しみやすいよ。

↓「食べログ」での店舗情報

うまかもん市場ひなた屋居酒屋 / 赤坂駅天神駅西鉄福岡駅(天神)