が、うーむ今はもう“チェーン”と言ってもいいものか、という程度の店舗数になっちゃったねぇ。
昔は、もっといっぱい店あったよね?
今ではソラリアステージ地下の飲食フロアにある「天神店」と、「駅前店」だけになったのかな。
「駅前店」のほうは、そのネーミングの割には駅前から逸れた地味なロケーションだが、牛丼を食うより肉豆腐とビールってな楽しみ方を、よくしていたかな。
今回は「天神店」へと立ち寄りました。
この地下2階飲食フロアには行列を作ってる店が何店もあるが、だいたい「牛心」はそんなに混んでないので好きです。
行列なんかないけど閑古鳥ではない、という良い具合の客入りなのよね。
さて、店頭に掲示されたメニューサンプルを眺める。
「牛心」では、スタンダードに牛丼を食うということは、あまりない。
今回も、ちょっと妙なメニューに惹きつけられた。
カレーかつ丼540円(税込)、なるもの。
いいねぇ、ジャンクでいいねぇ。
こういうメニューがある洗練されてない感じも、俺にとっての「牛心」の魅力だ。
注文し、しばし待つ。
こちらの店舗はU字の、東京とかの大衆酒場や立ち飲み屋で見かける感じのカウンター席がふたつ、テーブル席、壁を向いたカウンター席と、そこそこのキャパがある。
客層としては、俺のようにショボくれた独りメシのオッサンが目立つ印象だ。
若者とか女子とかカップルは行列ができてる店に並ぶんだろうなぁ。
はい、カレーかつ丼きました。
うむ。
カレーにネギかよ。
カツ丼に福神漬けかよ。
というダブル違和感が胸に去来しつつも、カツ丼とカツカレーがユナイテッドしているという楽しさがある。
カツは、あまり“肉を食ってる!”という満足感を得られない業務用冷食と思われる、つなぎを感じるやわいものだ。
だがそれでいいよ、チープなのも「牛心」らしくていいよ。
すっかり衰退した感があり、福岡ネイティブでも若い世代には知名度も低いんじゃないかなって気がする「牛心」だが、まだまだ地味に存続して欲しいなぁ。
メシ系ファストフードは大手全国チェーンばかりでなく、ローカルなチェーンも頑張ってるんだよ地味に、というのをいつまでの体現していて欲しいです、「牛心」さん。
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↓「食べログ」での店舗情報
牛心 天神店 (牛丼 / 天神駅、西鉄福岡駅(天神)、天神南駅)