おおらかな気持ちになる庶民中華料理店「千里」福岡市中央区唐人町

唐人町の商店街から明治通りの方へ入った路地にある中華料理店「千里」。

千里

なんともいかにも“町の中華屋”って風情に惹かれた。
店先のメニュー案内に“冷麺”とあったので、ああ冷やし中華の季節だなぁ食いたいなぁと思った。

しかし餃子にビールってのも良いなと、まずビールは何があるか訊くとアサヒスーパードライとのこと。
じゃあいりません、と注文を断った。
とにかくアサヒスーパードライを好まない客がいるということを、あちこちの店でアピールしていく。
(このブログを放置しまくっていて久々の再開となるが、アサヒスーパードライが嫌いだということは以前の通り執拗にアピールしていく)

キリンが良いと言うと、缶ならあるとのことで注文した。

千里

そしたらビールじゃないものが出てきた。
だが、うん、まぁキリンなのは間違いない……。
キリンがいいという要望を聞いてくれたわけだし、感謝して飲む。
しかしビールと餃子という気分は失せてはしまった。

では冷やし中華を食おう。
冷麺と表記はしてあるが、ここは中華の店だから冷やし中華に違いないだろうと“冷やし中華ください”と注文した。
冷麺と書いてはあっても冷やし中華だったり本当に冷麺だったりと店ごとに“揺らぎ”があるのは経験で知っているので確認の意味を込めて“冷やし中華ください”と注文したわけだ。
しかし、紆余曲折があって、最終的に出てきたものは最初に思い描いたものとは別物だった。

千里

中華焼きそば、的なもの。
ま、いいや。
美味しくいただきました。

“いや、そうじゃなかったんだけど……”というのを連発で食らったわけだが、まったく腹立たしくなんかはない。
お顔立ちから大陸のご出身ですよねという女将が一人で切り盛りしていて、その母上であろう婆様が客席でテレビ番組を眺めていた。
庶民的というか、生活の延長のような気取りのなさもあって、なんかもういろいろ許せる気持ちになる店。

千里

なんかもういろいろ、どうでもいいじゃないかとさえ思えた。

↓「食べログ」での店舗情報

千里中華料理 / 唐人町駅大濠公園駅