思い出も加味されて空間の豪華さを味わった「クラブ バロン」福岡市博多区中洲

映画館の跡地なんだよ。
今は、オネーサンが接客してくれる「クラブ バロン」という飲み屋になっている。

クラブ バロン

かつて中洲には映画館がいっぱいあったと言うが、ネイティブ福岡人じゃない俺は最盛期をたぶん知らない。
それでも「シネ・リーブル中洲」があった頃は、現存する「中洲大洋」の他にも閉館した「福岡オークラ」、「福岡松竹」、「福岡東映」と映画館があって俺にとって中洲は映画の町だった。
「福岡東映」の跡地が「クラブ バロン」だ。

クラブ バロン

エントランスから階段を降りて店舗フロアへ、そのアプローチはなかなか重厚で高級クラブって雰囲気はある(……と、思うんだけど高級クラブの経験値が乏しいのでなんとも言えん)。

クラブ バロン

席に案内してくれるボーイさんに店内の撮影はオーケィか訊くと、キャスト(店の女の子)が映らないようにお願いしますとのこと。
なので、伝わりにくい画しか撮れていないが、豪華な空間だなという感慨があった。

クラブ バロンクラブ バロン

映画館だった当時に客席だった部分が今でも客席で、スクリーンのあった辺りにステージがある。
縦にも横にも広くて天井が広いのは、映画館跡地ならではだなぁ。
「福岡東映」はそこまで通ってなかった小屋だが、閉館した映画館がクラブとして再生し、お客さんが来ているんだなぁというのは嬉しく感じた。

映写室だった空間はキャストのメイクルームとか控え室みたいになってるそうな。
スクリーンがあった辺りまで行ってみたかったが、他のお客さんの脇を通って店内を徘徊するわけにもいかず断念。

クラブ バロン

クラブなのでキャストが横について接客してくれる。
俺についてくれたのは上品な年上のお姉さんという雰囲気の美人さん(いや実際のところは俺よりずっと若い)。

料金は70分6,000円(+税)だから、クラブとしたら随分と安い。
その料金で客もキャストも飲み放題だから予期せぬ追加料金もかからない。

クラブ バロン

飲める酒はいろいろあって、ウイスキーはグレンフィディック18年をいただいた。
他にマッカラン10年、知多、バランタインなどあってボーボンも他にあって、そういう品揃だからリーズナブルな飲み放題だなと感じた。

会計は明朗でジャスト6,480円、税が10%だったりサービス料が加算されたりなど一切なかった。
良い店だな、と思った。

「クラブ バロン」福岡市博多区中洲4-3-18 東映プラザビルB1F