ほーん、昼から飲めるのか、そりゃいい。
いつか立ち寄ってみよう、そう思ってから意外とすぐに4日ほど過ぎて立ち寄る機会が訪れた。
「舞ゆ〜みん」という店。
地下鉄の祇園駅至近だが、住所的には冷泉町なのねここ。
ところで、過日に歩いていて張り紙に目が止まったのは、昼から飲めるという内容だったらでもあるが、屋号によるところも大きい。
「舞ゆ〜みん」ってさ、なんかすごく“昭和”なセンスだな、と感じて。
読んでみて“マイユーミン”って響きなのも昭和なら、“舞”は感じで“ゆ〜みん”は平仮名でってのも妙に昭和で。
しかも“ゆ〜みん”って、“ー(音引)”じゃなくって“〜”なのも妙なセンスだなって。
なんかこう、昭和の昔の田舎のスナックみたいなセンスだなってのがツボにはまって、改めて訪れてみたいと思っちゃったんだよね。
店舗は、外観からしてスナック居抜きのようである。
で、内装もスナック然としているのであった。
そして当然のように、ママさん然とした女性がやっている店なのであった。
フレンドリーなママさんで、昼下がりにスナックっぽくウェルカムに迎えてくれた。
晩酌セットってのがあって、まだ昼だけで注文できるか訊くとオーケィとのことで、それで。
もっとも店としては太平燕、ちゃんぽんが売りのようなのだが、俺は昼酒を目的として来ているのでスルー。
まずはビール、小鉢にマカロニサラダだったか、それと唐揚げ。
あ、上の唐揚げ画像は小皿にわけたもので、実際はこんなに少量ではなかったよ。
このとき同行者があったのだが、ママさん交えてクロストークが弾みつつ、ママさんオススメのアテなど注文しつつ。
ポン酒も置いてあるとのことで、玉子焼きとポン酒を楽しむ。
昼下がりではあるが、先客もあり後客もあり、いずれも酒を飲みに来た常連のオッサン。
まったく昼から(こう言っちゃ失礼だが)場末のスナックの空気で、なかなか楽しい。
なんかこう、まったく気取りのない店だ。
あ、スナックっぽくはあるがカラオケは設置してないようなので、それは騒がしくなくて助かる。
客の酒を相手をしながらも、ママさんは太平燕は自慢のメニューだと推していた。
だから、気分によっては締めに太平燕を食ってもいいかもしれないな、と少し思っていた。
が、意外にもママさんは最終的に、おにぎりを推してきた。
よい米を使ってて、よい水で炊いて、うちのおにぎりは美味しいよ、と。
あら、そうくるか、太平燕はいいのかと思いつつも、おにぎり注文してみた。
うん、美味しかったよ。
なんも奇をてらったところのない、ただ普通におにぎりだが、確かに美味しかった。
太平燕&ちゃんぽん推しの店で、グビグビと酒を飲み、おにぎりを食った。
楽しく過ごせた。
なんかこう、妙に良い飲み屋だなって思ったよ。
エリア的に普段の行動圏はないので次に立ち寄ることはあるかどうか、ってところではあるが、きっとまたフラっと立ち寄りそうな気がする店だなぁ。
↓「食べログ」での店舗情報
舞ゆ~みん (レストラン(その他) / 祇園駅、呉服町駅、中洲川端駅)