大分県別府の観光名所である海地獄を見物し、別府の名物である別府冷麺を食った。
近くに、大分名物を出す食堂があるのでそちらへも立ち寄ってみた。
「まさ食堂」という店で、なんというか“峠の茶屋”って外観で趣がある。
そう品揃えは多くないようだが、麺類とか丼があって食堂然としているメニューのラインナップ。
店内は、ご近所の常連であるに違いないオッチャンたちが、昼から酒盛りをしていた。
素敵だ。
漏れ聞こえてくるオッチャンたちの会話は、昼ここで飲んで夜もまた来て飲むみたいなことで、そんなにこの店が好きなのかというものだった。
一応この辺りは観光地だと思うが、そういう空気は一切なくてすごい。
俺も飲んじゃおうかなと思ったが、お目当ては違う。
“やせうま“だ。
大分名物、素朴なおやつであるらしい。
はい、やせうま。
見た目は本当に、素朴。
ちょっと、安倍川餅みたいだし、実際のところ砂糖が混ざった黄な粉がバサっとまぶされている。
だが、本体は餅ではなく、平たく伸ばされた小麦粉の団子のようなものだ。
そういった概要はともかく、量が、とても、多い。
おやつ、という量じゃないだろこれは。
主食か、くらいたっぷり。
すごく満腹になった。
満腹で、これはもう酒なんか飲めないという腹具合になった。
大分県滞在2日目のこの日は、まだ夜まで飲み歩くつもりだったが、もうちょっとダメだ。
が、この日は実は大きな台風が迫っていて公共交通機関がブレイクダウンしそうだったので、そそくさと駅に向かって福岡に帰った。
結果オーライ、なのかもね。
やせうま、素朴だが嫌いじゃないぜ(ただし量はそんなにいらない)。
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