鱧を味わった、満喫した!
大阪へ6月に飲みに行って、この時期に関西に行くなら鱧を食べなきゃだろ、と。
真夏は、もう旬じゃないんだよな。
どこで鱧を食うべきかと考え、3月に友人に連れてってもらった上本町「すし政」へ、また友人とともに。
鱧があるかどうか友人が事前に確認しててくれて、入店即鱧注文。
調理法は鱧ちり、つまり湯引きで。
見事に花が咲いた鱧、なんともうまそう。
ソースが2種用意されたが、まずそのまま食った。
じんわり、旨味。
関西で鱧を食ったことは今まで何度かあって、鱧ってな梅肉の味で食うもんだ、そして季節の風物詩みたいなもんでそんなに美味しいもんでもないと見縊っていた面もあった。
反省しました、うまい鱧は、うまい。
こんな立派な、マッシブな鱧だぜ。
いや、肥えたと表現するべきなんだろうが、立派な魚体なのでマッシブと言いたくなる、あえて。
鱧のほかにも、御馳走をいただいた。
かわはぎ、一片を口に放り込んで噛み締める度に喜びを感じる美味しさ。
肝の滑らかさもすごくて、淡くとろける。
いつも俺は安い飲み屋にばかり好んで行くわけだが、ここぞとばかり御馳走を食いました。
〆にウニトロ巻、贅沢なうまさ。
この店、なに食ってもうめぇ。
そして3月に来たとき飲んで美味しかったので、すだちチューハイを今回も飲んだがやっぱうまいね。
ここ、あいかわらず良い店だな。
<初回投稿2015年03月15日>
だいたい俺は大衆酒場とか立ち飲みとか古びた雑居ビルの隅にある飲み屋とか、そういう店が好きですよ。
いい歳こいてる割には落ち着いてゆっくりと料理と酒を味わう、といった店には足を運ばない。
でもね、そういう店ってのも良いものだね、たまにはね。
友達が案内してくれて、上本町の寿司屋「すし政」へ。
けっこう遅い時間帯に行ったのだが、カウンターは常連さんで穏やかに賑わっていた。
この店には二晩続けてお邪魔したんだけど、両日とも夜も更けた頃に近隣のお客さんがゆったり食事と酒と会話を楽しむ店なんだなと感じたね。
なんか、居心地がいいんだな。
ちょっとテディボーイっぽい大将もいいが、女性スタッフの目配り気配りも効いてると思うわ。
二晩ともハシゴ酒の果てに行ってるから腹は減ってなくて、あんまり料理を注文しなくて悪いなぁと思ったが、それでも恐縮しなくていい雰囲気。
ちゃんとした店構えの寿司屋ってそこそこの金額を使わないとマズいかなって一般的なイメージがあるかもだが、ここはそんなの気にしなくていい感じ。
うざくをつまみながらポン酒を飲みながら、なんで大阪では〆鯖のことを“きずし”って言うんだなんてことを喋りながら楽しく過ごした。
喋ってるうちに小腹が空いたので、カッパ巻をつまむ。
細巻き210円〜なんだよ、安いよなぁ。
そういえば大阪ではカッパ巻じゃなくてキュウリ巻って呼ぶことが多いようにも感じる。
大阪は他所にはない独自の呼称をする傾向がある街なのか?
焼きものもウマい。
じっくり焼かれるので提供にちょっと時間はかかったが、ほっこりの焼き具合と素材の旨さが楽しめる。
ポン酒に疲れたときには、すだちチューハイなども楽しめます。
ウマかったよ、これ。
上本町って初めて訪れたが、ゴチャついた鶴橋から徒歩圏内なのに静かで落ち着いたところだねぇ。
そしてこの店は、静かな街角にある気楽に行ける深夜割烹って感じだ。
↓「食べログ」での店舗情報