思わぬところで花見ができました唐人町の古民家居酒屋「かわばた」

熊本駅から、繁華街への入り口となる辛島町まで歩くことがよくある。
おおよそ20分、歩く道すがらに良さげな飲み屋を見つけられないかと期待してのことだ。

市電の電停でいえば呉服町の辺りは、古い建物も残っていて少し風情があっていいんだよね。

かわばた:外観

その辺りに、いつか行ってみようと思ってた店があって、ようやく機会があって立ち寄った。
赤いちょうちんが期待させる、「かわばた」という店。

かわばた:外観かわばた:店先

入ると、すぐ左手に下駄箱があって奥にテーブル席が並んで、旅館の玄関のようでもあるなと思っていたら階下から女性店員が顔を出して迎えてくれた。
地下が細長くカウンター席になっていて、俺はカウンターが好きだからそちらへ。
その細長い奥に立派な桜があるのが視界に入って、まだ他に客もなかったから桜の近くに座る。

かわばた:桜

なんか贅沢で嬉しくなったぞ、桜を独り占めだ。
店の人に訊くと、知り合いの花屋さんが飾ってくれたとか。

まずビールを注文、お通しと一緒にでてきた。

かわばた:ビール

キリンラガー瓶があって嬉しい。
桜が見られて嬉しいので、ちょっと腰を落ち着けようかとアテを注文。
おすすめ3品セットなどもあったが、冷奴と、だし入り玉子の鉄板焼き(ねぎ入り)を注文。

かわばた:やっこかわばた:玉子焼き

それぞれ250円と400円、激安ではないけど安めでいいね。
奴には薬味がこんもり盛られているから、醤油はかけずに食う。
皿に敷かれている葉っぱは本物じゃなくプラだが、まぁ彩りが良いに越したことはないね。
奴と玉子焼きがあればポン酒だなと、れいざん注文。

かわばた:ポン酒

まだ若い男性が店主だろうか、気をつかって話しかけてくれるんで、この店の造りって京都の町家改装バーみたいですねと言うと、ここも古民家改装ですと教えてくれた。
店の裏は川で、カウンターのある地階に昔は船が荷下ろしして一階が店舗でって造りなんだと。
なるほどね、立派な桜で見えなかったが、裏は川が流れてるんだね。

ビール中瓶、お通し、冷奴、玉子焼き、ポン酒で会計2,000円いかず。
酒はあんまり安いと思わんけど、全体的にはリーズナブルだ。
ここは、俺みたいなオッサンが独り酒をするよりも、若い娘さんが気軽に飲み食いするのに良いと思うよ。
思わぬところで独り花見ができて、いい気分になった。

↓「食べログ」での店舗情報

お食事&酒 かわばた和食(その他) / 呉服町駅洗馬橋駅新町駅