<追記:2024年01月17日>
久しぶりに店の前を通りすがったら、閉店していた。
張り紙があって、2023年12月23日で店をたたまれたとのこと。
45年もやってらっしゃったんだなぁ。
お疲れ様でした、という気持ち。
<初回投稿:2022年12月23日>
品揃えが豊富なんだよ日本酒の。
更新をサボっていた時期の積み残し、2022年06月のやつ。
江戸堀の現場で仕事を終えての、お疲れさんシリーズ。
その佇まいが“如何にもこれが酒場だよ”という素敵さ、「お食事処 酒房 江里花」。
こういう外観の店、とても好き。
そしてそれが、ビジネス街である江戸堀にひっそり在るとうのが、また良い。
まずビール……と思ったら、瓶ビールは置いてないとのこと(日本酒は豊富)。
それなら、うん、生ビール。
タバコは喫える、良かった。
酒のアテ、渋めのものがいろいろ。
いか納豆400円也をお願いした。
なにかこういう、あまり味が濃くなくて、所在自体もそう華やかでないものを。
そういう一品を頼みたいなと、自然に思っちゃうような空気があった。
穏やかに、ちょっとだけ慎ましやかに飲もうかな、って気分になって。
あっ、静かに飲めよこの野郎、みたいな雰囲気って意味じゃないよ。
そうじゃなく、昔ながらの正統酒場で、襟を正したくなる気分って感じのやつ。
とか言いつつ、俺は味の濃いものが好きな下品な舌なのよ。
さば塩焼きをお願いした。
これがねぇ立派なものでねぇ、大きさがあり、厚みもあってふっくら、焼き加減ほっこり。
これはもう日本酒が進むわけよ。
日本酒は豊富なだけでなく、丁寧なレコメンドのコメントが味わいのある筆致で添えてある。
だから選びやすい、そしてなかなかリーズナブルな価格設定。
まぁ俺は日本酒に詳しくなくて、安さで選んで一ノ蔵、400円也。
事前知識がなくて、屋号からして江里花さんっていう女将さんがやってる店かと思った。
実際は、実直そうな大将が一人で切り盛りする店だった。
正直、これで瓶ビールさえあればなぁと思ったりもするが、いやそこは切り替えていきたい。
ここは日本酒を楽しむ店だ、どこかでビールを飲んでから寄ったらいいじゃない、と。
この店に立ち寄ったのは2022年06月15日
↓「食べログ」での店舗情報
江里花 (日本酒バー / 肥後橋駅、渡辺橋駅、淀屋橋駅)