すっかり変わっていた「中華料理 若水」大阪市西区江戸堀


<追記:2024年01月17日>
もともとこの記事は「冷やし中華は食べ損ねたまま」というタイトルだったが、変更しました。
だって、すっかり変わっていたから。









この店の焼き飯を久々に食いたいなぁ、と足を運んだ。
すると、店の前で違和感を感じた。
入り口ドア脇に“インボイス登録しました!!”との貼り紙が。
ここは“これぞ大阪のオバチャン”ってオバチャンの店だぞ、インボイスなんてものとは縁遠い庶民中華だろ。
それで少なからず驚いたのだが、店先のメニューが小洒落たものになっていたのも小さくはない変化だった。



でもまぁ、店に入るとオバチャンが迎えてくれるだろうと思ったら、オバチャンがいない。
店主であろう、まだ若い男性が、ワンマンオペレーションで回していた。
オバチャン引退したのか。
代替わりか、店を売っちゃったのか。









店内のメニューも変わっていて、パウチされた今風のものだった。
以前は店先のも店内のも、メニューは雑な手書きだったのに。
そしてどうやら、昼はランチメニューからしか選択できないようだった。
焼き飯が食いたくて来たが、それはメニューにはなかった。
じゃあ、焼飯とラーメン定食900円を。









ラーメンはシンプルなもので、スープは麺に絡むとちょうど良く、それだけを啜るとちょっと塩味が強い。
焼飯は、おとなしい焼飯で、俺が好んだ“若水の焼き飯”ではなかった。



店は以前より繁盛している印象で、客はサラリーマングループが中心であるようだ。
なるほど、それでインボイス登録か、サラリーマンが領収書をもらうためか。



すっかり変わっていた。





<追記:2023年09月10日>
食った、冷やし中華を食った。
前年2022年は食えずに終わったが、2023年07月21日に冷やし麺を食うことができた。









夏限定と謳ったランチメニューの、筆頭に冷やし中華。
お値段850円、高過ぎず安過ぎずの、妥当な感じの価格設定よな。
ヤキメシ小とのセットもあって、それを店のオバチャンにすすめられたが、いいや単品で。
えっと、この店のヤキメシうまいんだけどね、冷やし中華は冷やし中華だけ食いたいの。









でました冷やし中華、なんつーかワイルドだ。
色とりどりの具材を美しく盛り付ける、などという概念は現代世界という戦場では通用しない、的な。
冷やし中華はその見た目からも涼しさを感じさせる夏の風物詩とかじゃなく、それはただ麺類に過ぎない、的な。
まぁ、この店のキャラクター性にマッチしてて、これはこれで。
ザクザク切られたチャーシューだったかハムだったかがゴロゴロして、濃い味のゴマダレで。
この店らしい冷やし中華を、ズルズルと堪能した。








とどめは、この雑な手書き伝票だ。
実に、この店らしい。
もはや素敵じゃないか。





<初回投稿:2022年11月20日>
更新をサボっていた時期の積み残し、2022年06月のやつ。
江戸堀の現場に入り、昼休みにメシを食うシリーズ。
そろそろ暑くなってきたと感じ始める6月というのは、俺にとって冷やし中華を食いたい時期です。









大阪メトロ四つ橋線肥後橋駅に近い「中華料理 若水」。
この“若水”って屋号の中華屋さん、あちこちにあるよね、行ったことあるのは東淀川区豊里の店舗だけだが。
おっ、冷やし中華があるな、と店先の掲示を見ていたら。
店内からにこやかなオバチャンが、どうぞどうぞと招き入れる。
招き入れつつも、今日はもう“あれこれ売り切れ”とのこと、冷やし中華も。
そうなると“じゃあ、また来ます”となるわけだが、“若水定食オススメだから!若水、食べてってぇー!”と。
これこそ概念的『大阪のオバチャン』の顕現、と感心するほどの距離の近さと押しの強さ。
はい、いただきます若水定食。



オバチャンとのやりとりで、“わかみず”と何度か言われたので、屋号の読みに確信が持てた。
実は“じゃくすい”って読むのかもしれんけど“わかみず”かなぁと、自信がなかったのだ。









若水定食、よくある“中華ランチ”的なものね、おかずが何品もあってね。
卓上にメニューがあって、まだ13時を過ぎたばかりだが、これ全部なくなったのかって思った。
まぁ、席数の少ない店だから、数も少なく用意してるんだろうかとも思った。









若水定食、てんこ盛り。
あれこれガッツリ食いたいって気分ならテンション上がるのだろうが、軽く昼メシをって気分だったからなぁ。
ましてや、冷やし中華があるなら食おうという気持ちだったわけですよ。
なので、正直なところ“うわぁーこんなに食わんでもいいんだがなぁー”って思いましたね。
でもまぁ、こんだけ盛り沢山で1,000円を超えないのは良心的かな、とも。



次の機会があれば、次こそ冷やし中華を食いたいと思った。









およそ2ヶ月後、再訪した。
メニューを見ると、もはや冷やし中華はなかった。
まだ8月中旬だが“冷やし中華始めてたけど早仕舞いしました”なのか。









焼き飯を食いました。
おお、スープが付いて600円、いいじゃない。
で、食ってみたら、なかなか俺にとって理想的な焼き飯だったのだ。
油と、塩分。
米粒が、油でテカテカしていて、味付けはしっかりと濃い目で、ガツガツ食いたいやつ。
この数日前に、えらいアッサリな焼き飯を食ってたこともあり“これこれ、これだよ”という満足感を得た。



来年、機会があれば、次こそ冷やし中華を食いたいと思った。





この店に最初に立ち寄ったのは2022年06月09日
↓「食べログ」での店舗情報
中華料理 若水中華料理 / 肥後橋駅渡辺橋駅淀屋橋駅