本日は01月11日、鏡開きの日である。
だから餅が食いたい。
いやまぁ部屋に鏡餅を飾ったりしてないから、開くもなにもないんだが、餅を食わねばならぬ。
江戸堀の現場で仕事、その昼休み、餅を求めて徘徊した。
割と静かな路地に、控えめな外観の店があって、普段ならスルーするところだ。
いやだってオサレなカフェ的なやつでしょ、俺なんかが利用する種類の店じゃないと。
その店の店頭の看板に、ぜんざい。
えっ、オサレなカフェに、ぜんざい……と、虚を突かれた思いがしていたら、店内からキレイな女性が。
あ、あの、も、餅、あの鏡開き、餅、と狼狽てキョドった俺を、女性は笑顔で店内へと誘ってくれた。
そんなこんなで、ぜんざい食える店に予期せず出会ったのであった。
餅が焼けるまで、しばし待った。
店内を眺めると、あちらこちらに、石、水晶とかですか。
ぜんぜん目に入ってなかったんだけど、店頭の看板にもstoneとかクリスタルで単語があったのよね。
なるほど、そういう石も売ってるカフェか。
ぜんざいが提供された、塩昆布を添えて。
うん、甘味屋さんで出てくるような、正しく正統派ぜんざいだ。
焼きたての餅が、パリッそしてもっちもち。
特筆すべきは、あんこ。
いやもう、あんこなのよ、紛うことなき、あんこ。
なんかさぁ、たまに汁に小豆がそれなりに沈んでますね、みたいなぜんざいってあるじゃない。
そういうのじゃないよ、たっぷり贅沢に、じっくり小豆が炊かれましたよ丁寧に、って味わいと満足感。
素朴に豆の風味があって、そして優しく甘い。
素晴らしい、ぜんざいだった。
餅が焼ける間、メニューも眺めてたんだけど、ウイスキーとかも出す店なのね。
昼飲みもできますよ、とのこと。
でも禁煙なんでしょ、と訊くと、禁煙ですって。
そこは残念だが、甘いものでウイスキー飲むのが好きな俺としては、また再訪するかもしれない。
この店に立ち寄ったのは2023年01月11日
↓「食べログ」での店舗情報
アンナプルナ カフェ (コーヒー専門店 / 肥後橋駅、淀屋橋駅、渡辺橋駅)