【残念ながら閉店】安く飲めるしミスマッチな面白さがある「ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン」大阪市北区角田町


<追記:2023年01月10日>
ぼけっとTwitterのタイムラインを眺めていたら、ショックな情報を拾ってしまった。
「マルマン」が2023年01月21日をもって店をたたむとのこと、嗚呼。









それを知ってしまい、難波で飲んでたんだけど居ても立っても居られず御堂筋線で梅田へ。
店先で、しんみり。



あ、ところで俺は2階しか利用したことないんだわ。
この機会……機会っつーのもアレだが……に、1階に入ってみようかと思ったが、休みだった。









なんで2階ばかり利用してたかというのは、1階より“飲める”から。
平日17時からハッピーアワーで、生ビール(サッポロ)とかハイボールが安いのよ。
このときは14時台だったのでハッピーアワーではないので、じゃあ瓶ビールだね。
キリンラガー瓶があって嬉しい(大瓶ではない)、お通しにサンドウィッチ。









ぜひ注文しなければならないものがあった、それはブラウニーだ。
単品でもお願いできるが、そうすると差額100円500円となるので、貧乏人根性でセット600円で。
セットには370円までのドリンクを付けられるが、320円のコーヒーで(そこはセコくない)。









ブラウニーが現れた。
これがまぁ、見事なんだよ、これすごく好きなのよ。









ウイスキーを追加注文、デュワーズ、予想外に立派な氷できたな。
ブラウニー、コーヒー、クリーム、ブラウニー、ウイスキー、ブラウニー、バナナ、ああ至福。
俺は甘いものとウイスキーとコーヒーとを同時に楽しめる男だぜ(知らんがな)。









この光景も、もう見られなくなるのか……しんみり。
あ、いつもそうなんだけど、店内を撮るときはお客さんの切れ間を狙ってるから閑散と見えるんだよ。
実際はけっこう賑わってて、後客も何組もあったよ。
それでも、原材料や光熱費の高騰、家賃の負担なんか、きついんだろうなぁ。



この店を昼間に利用したのは、俺には珍しいことだった。
だいたい夜だったな。









もう3年ほど前になるが、上新庄の現場に通ってて、帰途に阪急からJRへの乗り換えが発生してた。
そのタイミングで、ふらっと寄ることが多かったな。
ハッピーアワー狙いでね、生ビールからのハイボール。
“お通しにサンドウィッチって(笑)”って感じてたのも懐かしい。









のんびり過ごせる雰囲気で、MacBook Pro開いて仕事しちゃうのも許される空気も。
その分、酒をおかわりするけどね。









だいたい飲み初めは瓶ビールがいいんだけど、ここでは生ビール。
サッポロだしねぇ、そんで生ビール、ちゃんと美味しいんだよ。
これはけっこう大事なことです。









お通しは常にサンドウィッチというわけじゃなく、“晩飯のおかずにもう一品”みたいなやつも。
初めて利用したときも、そうだったなぁ。









朝に利用したこともある。
この頃は中崎町の現場に入ってて、JR降りて歩いて行ったりしてた(地下鉄に乗り換えるの面倒で)。
夜まで開いてる店だけど、朝07:30から営業してるんだよ、偉いなぁ。
モーニング、サンドセット370円ってリーズナブルだよね(2023年01月現在の値段は未確認)。









店頭のサンプルにはなかったバナナが、一切れちょこんと。
なんか得した気がするね、こういうの。









まぁほとんど夜の利用だけどね。
いつものように生ビール、お通しはサンドウィッチ。









最初に立ち寄った2019年に300円だったハッピーアワーのドリンク、時の流れに流されて320円に。
それでも20円しか上がってねぇんだよ、頭が下がるよ。









初めてブラウニーを注文したのは2022年の夏だった。
昼のメニューだけど注文できますかと訊くと、快く応えてくれた。
しっとり、かつ固めで濃厚なブラウニーが5片も、それにホイップクリームの山が2つ、バナナも。
これは幸せを感じたよ、甘いもので酒を飲むのが好きな俺は歓喜したね。









これを書いているのは、店が閉まることを知ってその足で駆け込んだ2023年01月10日。
もう既に、残りの営業日は少ない。
なんとかもう一度、と思うのは未練かなぁ……でも、もう一度と、思う。


<初回投稿:2019年05月20日>
新梅田食道街で、日本酒グビグビいっちゃうほどではなく軽く飲もうかと。
手頃そうな「洋食マルマン」という店が、良さげに感じた。

ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン

ハッピーアワーでサッポロビール中ジョッキ380円、いいねこれと入ろうとした。
が、ふと視線をずらすと、またちょっと違う「マルマン」が。

ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマンティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン

同じ系列であろう「ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン」という店があるんだね。
それはまぁ“洋食”よりは“洋風居酒屋”のほうが酒は気兼ねなく飲めるだろう、それにメニューサンプルがいろいろ魅力的にディスプレイされてて楽しげだ。

ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン

そしてまた、こちらのハッピーアワーのほうが安い。
黒ラベル生、ハイボール、酎ハイが300円。
酒飲みにとっては、こちらが魅力的。
こっちにしよう。

店は階段を上がって2階。
これは、新梅田食道街としてはどういう扱いなんだろう、食道街2階の店舗なのか食道街1階店舗の2階ということになるのか、まぁどうでもいいか。

ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン

席について、さっそく黒ラベル生。
ホールのスタッフからハッピーアワーは20時までです、何杯でも300円です、別途チャージ300円をいただきます、と案内された。

チャージは席代として徴収されるだけの料金ではなく、対価として突き出しが出た。

ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン

なんというか、この……なんだろう晩メシのおかずかな、みたいなものが出た。
あるいは言い換えると豚丼のアタマにキャベツを添えたもの、みたいな。
店内は昭和の一時期に流行ったカフェバーのような照明やや落とし目の、ホールスタッフは白いシャツに黒いパンツの、と一昔前のオシャレ感であるのに、突き出しで出たのが定食屋のオバチャンが“ほら、これも食べなさいね”と笑顔で出してくれるようなものだったので、なんか可笑しいミスマッチを感じて楽しくなった。

それはそうと、この店のホールは気配りがあるし機敏だ。
一杯目のビールを飲み干し、さておかわりを頼もうかと軽くグラスを掲げてスタッフのほうへ顔を向けただけで、すぐに反応してくれてオーダーを通してくれた。
なんて気が利いた接客姿勢なんだ。

ティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマンティーラウンジ&洋風居酒屋 マルマン

ビールおかわりの際にチーズ盛り合わせも注文した。
それは本日のオススメ的なものだったんだけど、それを案内する品書きは手書きの、和風居酒屋っぽいものだった。
しかもオススメのラインナップは、だしまき、肉豆腐など。
やっぱりカフェバー風ではない、どこかちぐはぐなミスマッチを感じ、また楽しくなった。
なんていうか、いろいろツッコミ待ちなのかな、という面白さがあるんだよね。

ビールのあとに、今度はハイボールを一杯。
タバコが喫えるし、ゆったりのんびり飲めた。
改めて店内を見渡すとカフェバーってより昭和の喫茶店みたいかもしれない、新聞や週刊誌が置いてあるし、といろいろ飽きない店だった。
なんか、すごく気にいったかも、安いし。

↓「食べログ」での店舗情報

ショットバーアンドティラウンジマルマン喫茶店 / 梅田駅(大阪メトロ)大阪駅梅田駅(阪神)