まっとうな食事という満足感「大衆食堂 南海」大阪市平野区西脇


仕事で平野区に行きましてな、例によって事前に良さげな店を調べてましてな。
谷町線平野駅から歩いてちょっと、目的の訪問先からも近いという都合の良いロケーションに食堂がありましてな。









黄色いテントが悪目立ちせず、周囲の住居に馴染んでいる「大衆食堂 南海」。
雰囲気として大衆食堂というか、昔ながらの町の食堂って感じかな。
あ、店先に禁煙と表示されてる、こういう外観で禁煙って珍しいかもって気がする。









きれいなボードでメニューが掲示されてて、麺類と丼ものは一通りあるなと判る。
ビールとか酒とか一切書いてなくて、健全なメニュー内容だ。
あ、昭和49年(1974年)創業だってよ、長いこと地域に愛されてる食堂なんだろうねぇ。









店内、あんまり広くなくコンパクト、かつ良い感じに整頓されていつつアイテムが多いせいで雑然と見える。
なんだか、子供の頃に田舎の親戚の家に行ったことを思い出すような、不思議な気分。



店に入ってすぐの辺りにオカズケースがあり、そこから選んだアテで飲めるのかもしれない。
しかし禁煙だし、ビールとか酒があるのかもわからないので“飲める食堂”として使えるのか不明。
というか、このとき俺は客先訪問の前に昼メシを、という状況だったので飲むつもりは端からなかったが。









だし巻き定食680円也をお願いした。
美しい焼きあがりで、熱々で面積も体積もある堂々たる、だし巻き。
ちょっと甘めでありつつ出汁たっぷりで、控えめながら十分に塩気があって、醤油とか要らんやつ。
なかなか上等な、美味しいだし巻きだった。



いつも俺は食堂に“飲める”ことを求めてしまうんだが、やっぱ食堂って食事をするところですね、と思ったよ。
今回、あぁ真っ当な食事をしたなぁ、という満足感を得た。
良いものだなぁ、食堂でちゃんとしたものを食うというのは。
とか言いつつ、それはそれ、まぁ今後も“飲める食堂”は求めていくけどね。



この店に立ち寄ったのは2023年02月08日
↓「食べログ」での店舗情報
南海食堂定食・食堂 / 平野駅(大阪メトロ)平野駅(JR)