存在を知らなくて、とぼとぼ歩いてたら店の明かりが見えて、救われたよ「中川屋酒店」に。
上本町で仕事を終えて、久しぶりに勝山の“飲める食堂”に行こうと、嬉々として向かった。
そしたら臨時休業で、振られちゃって虚を突かれた思いがした。
それならばと、行ってみたかった居酒屋が小路にあるからと歩いて行ってみたら休業日で、途方に暮れた。
トータルでそこそこの移動をして、2軒の店に振られて、トホホ極まりない気持ちになった。
そんなこんなで小路の路地をとぼとぼ歩いていたわけです。
すると、明かりが見えた。
商店とかではなく飲食店のように見えたので、近づいてみたら「中川屋酒店」と看板が出ていて。
さらに近づいて店内の様子を窺うと、立って飲んでる何人かの姿が確認できた。
あっ、飲める酒屋じゃん。
心が躍った。
まずビール……は、残念な銘柄のものしかなかったが、ここはもうそれを飲むしかない。
なにしろビール飲みたいビール飲みたいと小一時間以上も彷徨っていたから、もはやどんなビールでもって気持ち。
それはそうと、嬉しい喫煙可。
カウンター内が広く客のスペースは狭いコの字カウンターの、立ち飲み。
高齢男性の集いという様相で、皆さん楽しく飲んでいた。
店の人は若く、家業を継いだという感じか。
いいね、継いでくれると残るからいいね、こういう店が。
アテはそこそこ、いろいろある。
ビーフコロッケ180円也、注文を受けてからの揚げたてホクホク。
おでん、玉子とシューマイ各120円也。
こうなると日本酒だな、いくらだったか忘れたけど。
会計をお願いしたら、えらい安いなと感じた記憶はあるな。
俺は暇さえあればGoogle Mapsでいろんなエリアの“立ち飲み”とか“酒店”を探すのが好きなんだけど。
この店のことは、ぜんぜん情報を拾えてなかった。
だからこそ、たまたま歩いてたら其処に飲める店があったという喜びは格別だ。
それで、酒にありつけず歩き回ってトホホになった心が、救われた。
この店に立ち寄ったのは2023年12月18日
↓「食べログ」での店舗情報
中川屋酒店 (立ち飲み / 小路駅(大阪メトロ)、北巽駅、布施駅)