若者が行くような店とかオネーチャンのいる飲み屋とかがある繁華街って雰囲気のある一帯だよね。
その大正町に隣接して中島町ってのがあり、その辺も以前はにぎわってたんだろうなという名残りを残しつつ、廃れちゃった飲屋街としての趣きがある。
ちょっと話は逸れるが、大牟田には“廃れちゃった感”が魅力的な風景がいくつもあって、それを眺めるのが好きだ。
浅草街とかね、新銀座とか。
いやまぁ廃れてるとか言ったら周辺に住んでる人には申し訳ないが、余所者から見ると魅力的な光景なのよね。
で、中島町だが、まだやってるのか閉めちゃってるのかわかんないようなオネーチャン飲み屋が入った雑居ビルが立ち並び、路地に入ると年金通りっぽい佇まいの飲み屋通りもあって、なかなか興味をそそる。
この辺はあまり早めの時間帯から開ける店は多くないようだが、「みやはら」という店に灯りがともっていたので立ち寄ってみた。
看板に“季節料理”とか“生簀”とかって、ちょっと小料理屋的な店かな、お高い店だったら困るなと思いつつ入ってみたんだが、庶民的な雰囲気だったので安心した。
そう広い店ではなく、入ってすぐ左手にカウンター数席、奥には小上がり。
俺は独りだから当然カウンターへ、目の前にはネタケースがあり、その向こうの厨房にオバチャンと呼んでしまうには上品な女性二名。
さて、まずはビールだ。
キリンラガー瓶があって嬉しい。
ビールとともに出されたお通し、インゲンの胡麻和えを見て、ビールのあとはポン酒に行こうかと考えた。
しかしカウンター上にあった串入れにも目がとまった。
ふむ、焼鳥。
ビールには焼鳥だよね。
女性二名は姉妹とのこと、まだ開店間もない時間帯のようでこの後のピークタイムに備えてか忙しく料理をしつつも、世間話を振ってくれたり。
まだ他に客はなく、作業の邪魔にならない程度に中島町の飲み屋事情などを訊く。
この辺りは21時辺りから開ける店が多いようだ。
いろんな惣菜を用意している様子を眺めていて、煮物が美味しそうだったので少しもらう。
それをアテに、ポン酒を二合。
なかなか可愛い酒器だな。
良い感じに穏やかな、落ち着ける飲み屋だ。
会計もお安く、ビールと酒二合、焼鳥と煮物で2,000円いかなかった。
中島町で飲むのは初めてだったが、なんだか良いねと思ったよ。
また来て、他の店にも立ち寄ってみよう。
【広告】Advertisement
↓「食べログ」での店舗情報
和食のみやはら (レストラン(その他) / 新栄町駅、大牟田駅)