福岡市中央区、天神の雑踏のなかで「吉野家」店頭のノボリが目にはいって、ナチュラルに“えっ?!”と思ったのさ。
「すき家」とか「松屋」に比べると展開するメニューの数が少ない印象の「吉野家」なわけだが、どえらい猛暑のなか思い切った新メニューを投入してきたのか?
牛丼屋でタコライスって、なんだか結びつかないよねぇとか思うよねぇ。
まぁタコミートに牛肉が使われてるといわれたらば、ぜんぜん関連性がないとも言えなくは……ない?
それはともかく、タコライスは嫌いじゃないし食いたいなぁと思った。
しかし買いものの後で荷物があるのが煩わしく、いったん帰宅。
とりえあえず「吉野家」公式サイトを閲覧してみた。
しかしタコライスは載ってないのだ、メニューのページにも吉野家ホールディングスのIR情報のページにも。
「吉野家」のタコライスって、公式には存在しない秘密のメニューなのか?
ググってみると、どうやら沖縄では普通に売られているようだった。
地域限定メニューなのかぁ。
ということは、全国での展開を見据えての一部地域での試験販売ってな感じで福岡で販売してるってことかな。
全国チェーン店の地域を限った試験販売って、九州ではだいたい大分とか熊本で行われる印象なんだけどね。
翌朝、あらためて天神の「吉野家」へ。
西鉄福岡天神駅に近く、またアジアの観光客が溢れんばかりで人の波が濁流のような西通りにも近い「吉野家 天神サザン通り店」。
朝早い時間帯だと人通りが少なくて快適だなぁ。
店頭にて、確かにタコライスを販売してると再確認。
前日に見かけたのは夢や幻ではなかったな。
では、さっそく「吉野家」のタコライスを食おう。
注文して待つことしばし、牛丼の提供よりだいぶ時間がかかってタコライスは現れた。
こちらが「吉野家」のタコライスになります。
緑、全面的に緑。
グリーングリーン♪丘の上にはララ緑がもえ〜る〜♪ってな感じに緑だ。
たっぷりのレタスの下には、ちゃんとタコミートとチーズが潜んでいますよ。
そして赤いサルサが別添えで。
で、サルサをかけて全体をまんべんなく混ぜて食うわけだ。
混ぜた画像はちょっと見た目がアレなんで割愛する。
食ってみると、わりとマイルドなんだね。
タコミートにもしっかり味がついていて、サルサは甘酸っぱさもあり、味が物足りないということはない。
辛さがマイルドだ。
子供にも食えるんじゃないかな。
全体的な印象として、これは確かにタコライスだなぁって納得感がある。
大食いの人間には量的に足りないかもだが、俺には普通に満足できる。
これだけレタスの分量があると、野菜を摂ってるなぁという嬉しさがある。
タコミートもチーズもサルサも過不足なく、白いゴハンだけ残っちゃうということもないだろう。
総じて、満足できる。
そしてこれが380円(税込)ってのは、納得のお値段ですよ。
野菜、米、肉、乳製品が摂取できるわけで、これって朝メシにも良いんじゃないかな。
その日の最初の食事として、いろいろな栄養を摂れるってのは嬉しいじゃないの。
「吉野家」のタコライス、これレギュラーメニューになったらいいのにね。
現状、俺は福岡市中央区の一店舗で存在を確認しただけで、他ではどうなのかわからない。
福岡市のどこの店舗でも食えるのか、福岡県の数店舗なのか九州の一部なのか、確認する術がない。
店のスタッフにタコライスのことをあれこれ訊きたかったが、フロアにいたのは東南アジア系かなって女の子だったので、もうひとつ要領を得なかった。
これいつからやってんのと訊いてきたら、はにかんだ微笑みで2ヶ月くらいですと答えてくれた。
そんなに前からやってたら、もっと早くタコライスに気付いた気がする。
もしかして、その女の子がそこで働き始めて2ヶ月くらいってこと?
そう思ってタコライスのことだよ、と言い添えたが笑顔でハイという答えが。
うーむ、もうひとつ信憑性がアレなんだけど、まぁ笑顔がかわいかったので良しとする。
まとめると、「吉野家」のタコライスは、俺的にはアリだな。
最寄の店舗で販売してたら食べてみるといいよ、と推奨したい。
全国の店舗で食べられるようになるといいね、と思うよ。
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↓「食べログ」での店舗情報
吉野家 天神サザン通り店 (牛丼 / 天神駅、西鉄福岡駅(天神)、天神南駅)