JRJP博多ビルとかKITTE博多やらを、どこでメシを食おうかとノープランでウロウロした。
アミュ地下の「HAKATA9」に迷い込み、なんだか賑やかそうに華やかな店に目が止まった。
「Hay Hay Mambo」という、あまりカテゴライズにこだわらずざっくりとエスニックだなという印象の店。
店先に掲示されたメニューを眺めると、AからFまであるランチの筆頭が海南鶏飯であった。
おお、海南鶏飯。
それがどういうものなのかを知ったのは、たぶん3、4年ほど前のことだろうか。
しかし当時、今と違って俺はクソ田舎に住んでいたので、それを食べられることはないだろうと諦めていた。
海南鶏飯を出す店なんか無いだろうと、探してみる気にもならなかったわけだ。
そんなこんなで知識として知ってはいたが食ったことはなかった海南鶏飯を、ようやく食う機会を得たのだ。
胸が高鳴った。
こちらが「Hay Hay Mambo」の海南鶏飯、単品880円(税込)だ。
焼き目のついた茹で鶏、パクチーとライムが添えられていて、うん確かに海南鶏飯だと思えた。
が、ゴハンが……雑穀米? いや、それはどうなの、と思ってしまった。
海南鶏飯のゴハンは白米(インディカ種)で、鶏を茹でたスープで炊かれているものじゃないの? ってね。
ただの雑穀米じゃない? これは違うんじゃないって思ったのよ。
美味しくない、なんてことはなかった。
でも俺の思う海南鶏飯ではないなーと思った。
これを契機に俺は、しばらく海南鶏飯あるいはカオマンガイを求めて食べ歩くことになった。
↓「食べログ」での店舗情報
Hay Hay Mambo (タイ料理 / 博多駅、祇園駅)