テレビ番組で紹介されてて美味しそうだったから、と連れられて行った冷泉公園近くの「Curry House Spice」。
店先に“カレー専門店”のノボリが出てるが、なんだか特徴のない喫茶店かなって外観。
入り口傍にすごく立体的にメニューサンプルがディスプレイされていて楽しい。
そのサンプルの造形に、妙に感心してワクワクが高まった。
店内に足を踏み入れて、まったく予期してなかった光景にビックリ。
ザクやん。
でっかいザクの頭やん。
いやそこは運転席じゃないよって箇所から兵隊フィギュアが身を乗り出して片手にはカレー。
ガノタ(ガンダムヲタク)はザクなどのモビルスーツの作品内設定にこだわりがちだが、自由な発想で面白いね。
そんなザクがカウンターに飾られていて、その大きさもあってインパクト大。
いやザクを見に来たんじゃない、カレーを食いに来たのだ。
テーブル席につくと、ソースポットに入ったコロッケ、の食品サンプル。
この店どんだけ食品サンプルが好きなんだろう(俺も見るのは好き)と思いつつメニューを拝見。
ハンバーグカレーがイチオシとのことで、それを注文。
注文を終え、ふと視線を上げると。
ザクやん。
でっかいザクの肩やん。
照明の傘がザクのショルダーアーマーになってんだな、これまた面白い。
なかなかの造形で鋳造の表現がいい感じで、もしかして金属かなと触ってみたらプラだった。
いやザクを見に来たんじゃない、カレーを食いに来たのだ。
卓上には漬物とスパイスが2種。
小さなスプーンで掬って手の甲に落として舐めてきると、黄色いほうはガラムマサラで赤いほうはチリペッパー主体と思われ刺すような辛さがあった。
カレーが提供された。
ターメリックで色付けされたゴハンが華やかな彩り。
こんもりしたハンバーグは、なかなかのボリューム。
カレーは丁寧に作られた穏やかな欧風カレーという味わい。
カレーもハンバーグも、真面目な洋食屋さんの仕事というように感じた。
美味しくいただいたし、腹も満ちた。
それにしても、店内いたるところ、ジオンである(ジオン……正確にはジオン公国……とはTVアニメ「機動戦士ガンダム」劇中に存在する仮想の国家である)。
ザクのショルダーアーマーは、そういう商品があるのかと思ったが、店主に訊くと“自分で作った”とのこと。
驚いた。
食品サンプルも含め、この店の店主は造形マニアなのか、と。
ザクばっかりじゃなくてガンダムも(こっそり)いるよ。
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