タベノミーとはなにか(100記事記念特別企画)

なに、っていうほどのもんでもないんだけど、なにか。

そんなことはどうでもいいんだけど、そんなことに言及するのは、この投稿が100エントリーめになるから。
おぅ、いつのまにか100か。

2014年9月末に始めて、思うがままに書き散らしたら100記事よ。
まぁ、アニバーサリィ感はある。

そういったわけで、このブログのタイトルについて。

タベノミー

だいたいが、タベノミーというのは“食べ飲み”から短絡的に発想した安易なネーミングではある。
オヤジギャグに近いもの、である。
それはそれで、何について書くのかが端的に顕われているので悪くはないと思うよねー。
で、まぁ実際のところ“たべのみ”というより“のみたべ”なのが実情ではあるが、食うより飲むほうが好きだからね、つまり食事より飲酒に重きをおいているからなんだけど、それではなんだか語呂が悪いんだよね、「ノミタベ」ではね。
「ノミタベ」よりは「タベノミ」だろう。
日本語の、なんかアレとしてね。
だから「ノミタベ」ではなく「タベノミ」です。

じゃ、そこまではいいとして。
「のみたべ」じゃなく「たべのみ」なのはいいとして。

ってゆーか、多くの方は“いやどうでもいい、そんなこと説明いらねーし”と思っているかもしれないが、既にこの辺で。
まぁ聞いてください。
「たべのみ」なんだけど、なんでまた音引きをつけて「たべのみー」に、したか。

ちなみに日本語で“のばす印”を『音引き』といいます。

そう、音引きをつけて「たべのみー」にしたのは何故かというと、カッコイイからです。
語感的にね。
語感的、語呂的にイイなってのと、あとなんだかアカデミックな響きを付加できるから。

どういうことかというと、英語における接尾辞で、学問や“〜法”というのを表す『nomy』という接尾辞があるわけですよ。
接尾辞ってのは単語のケツにくっつけて意味性を与えるものだ。
単語に『nomy』を付けると、それに関する学問といった意味を与えるわけね。
我々にとって身近過ぎてピンとこないかもだが『エコノミー』という言葉は『nomy』という接尾辞が付くことによって経済に関する学問という意味になっているわけよ。

逆にそれほど身近ではないが、食べ飲みが好きな我々にとってピンとくる例としては、食べたり飲んだりに関する『ガストロノミー』っていう言葉がある。
食べたり飲んだりについて学問的に考察したりする、ちょっと『グルメ』というタームとは差別化される言葉なんだよね。
より学問的であるって感じでね。

そういう、通俗的で一般に消費されてるタームとは違うニュアンスのコトバを選ぼうという気持ちは、あったわけなんだね。
そういう気持ちでの「タベノミー」です。
ただし!
ただし、「タベノミー」はスノッブなわけのわからんナニかを目指したかったわけでは、まったくない。
なんだか高尚な学問的なものにして、うやむやのうちにカッコイイものにしようと思ったわけではない。
むしろ、逆だ。
スノッブとかとは逆の、またポピュラリティには迎合しない、真に学問的…いやクソくらえだな、そんなもん…真に探求的であるものを目指して、「タベノミー」をやっているということです。

それはつまり、世の中の一般大衆の誰も彼も最大公約数的に価値を認める(と思われている)広く受け居られ易い店や酒や料理について俺が言及することは意味をなさないので、俺にしか俺こそがという視点と行動と経験によって提供できるナニかを書く場所が、「タベノミー」なんです。
俺みたいな昼から酒飲んでる社会的にアレな奴だけが知り得る、ナニか、とか。
オサレじゃないどころか一般に敬遠されそうなボロい飲み屋でネット上にさえ情報がないところを拾うという。
誰も取り上ようとはしないが、オマエらとは違うところで需要はあるはずなんだよ、といった。
そういうタンゴを使うのはクソ恥ずかしいが、カウンターカルチャー的あるいはアウトサイダー的なものを拾うという。
そういうあれこれを書く底辺食べ飲み学術研究発表的なもの。

それが俺の「タベノミー」についての姿勢です。

そんなことを、100記事記念に吐露してみた。ファック。
書いてる奴が書いてる意味を吐くなんてのは、スカムだね。

でもまぁ、いいじゃん?
読んでくれている皆さんは、皆さんそれぞれ独自に勝手に、「タベノミー」とかこんなもんだろ、と思って弄んでいただければ、それで幸いです。

そんなこんなで、これからも「タベノミー」は頼まれもしない底辺タベノミ衒学…あ、ゴメン“衒学”ってカッコつけすぎ…底辺あれこれについて書き殴っていきます。
よしなに。
若奥さん、よしなに。

ちなみにこの文章は酔っぱらって書いてるんで、いつか恥ずかしくなって改訂するかもしんない。