町の喫茶店「伽羅」。
オシャレなカフェでもなく自家焙煎するようなコーヒー専門店でも老舗感の漂う純喫茶でもなく、町角のマンション1階に入居するなんということもないような喫茶店。
仕事での顧客訪問の前に昼メシを食っておきたくて、ふらっと立ち寄った。
もうそろそろランチタイムも終わるかなって時間帯だったが、感じの良い飾らなさがある“おばちゃん”といった女性店主が迎えてくれた。
空いていたのでテーブル席についてカツカレーを注文すると、惣菜もあるから食べるように案内された。
カウンター席に、何種類もの大皿料理が並んでいた。
そのラインナップは豊富で、焼うどん的なものもあったから副菜も主菜もまかなえる様相だった。
そこまで空腹じゃなかったから少しだけ小皿に盛っていただいたら、あら大きい皿にたくさんのせたら良いのにと笑顔で言われた。
マカロニサラダが予想以上にうまかった。
ほどなくカツカレーが提供された。
カツは、ぶっちゃけ業務用成型かなって感じでなおかつ揚げたてではなかったが、カレーはそこそこ凝った手作り感のあるもので、家庭のカレーの延長戦ではあるかなと思いつつもうまかった。
食後のアイスコーヒーが付いて800円、ホットを選んでいたなら750円。
総じて、悪くない意味でのアマチュアリズムを隠さない店で、そこが良いなと感じた。
オーダーを受ける際、配膳の際などの声がけが、近所のおばちゃんという感じ。
カウンター席の若めの男性常連客との会話が、親戚のおばちゃんという感じ。
距離感の近いホスピタリティ、それが心地よいなという印象をもったし、喫煙できるのも良い。
夜になったら沢山の惣菜をアテに飲めたりするなら嬉しいなぁと思ったが、それはできないかな。
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