高井田ラーメンを知った時点で「中華そば 光洋軒」と「中華そば 住吉」の2店が正統で象徴でって立ち位置だと認識したから、どちらの店でも食ってみたいと思った。
片方だけで食って“なるほど高井田ラーメン”と解った気になってはいかんだろう、両方とも食ってみねばと思った。
俺が熱心なラーメンマニアだったなら、最初に高井田へ向かった日にハシゴして両方とも食ったかもしれない。
そして仮に、博多ラーメンのように麺が細くて替え玉前提のコンパクトなボリュームであったなら、ハシゴは容易だったかもしれない。
だが高井田ラーメンは、そうじゃない。
狭いながらも和める店内。
立ち寄ったのが13時過ぎだったから、たぶん昼メシ利用のピークは過ぎてたんだよね。
なかなか利用できずにいたのは、営業が14時までという情報があって、他に品切れ次第終了というのもあって、実際のところ夕方に店の前を通りがかっても閉まってたりして。
それで午後の早い時間に行けるタイミングを待ってたら1年半以上もかかったんだよね行けるまで。
さぁ中華そば、並600円。
見た目は、当たり前のことだが“これぞ高井田ラーメンだ”というものだ。
そして、食う前から醤油の香り。
麺の太さと、噛み応えが身上だ……ごわっ……ごあっ、という感触というのは言い過ぎか、それに美味しくなさそうかもしれないが、うまく言えないけど“手強い”という感覚はある。
ネギ、焼豚、メンマが、それぞれ違う噛み応えの変化を楽しませる。
スープは、恐る恐る啜ると、深い醤油の風味。
ズズっと啜る、くらいに留めておきたい、ズビズバーとスープを啜ってしまうと塩気がやはり強くってね。
いやまぁ、言うてもそこまで塩っぱいわけでもな……いえ塩っぱいです。
さてこうして「中華そば 光洋軒」と「中華そば 住吉」の2店で食ったので、俺の中に高井田ラーメンのベンチマークができた気がする。
こうなると、派生系の店にも行ってみたくなるね。
この店に行ったのは2020年11月16日
↓「食べログ」での店舗情報
中華そば 住吉 (ラーメン / 布施駅、新深江駅、小路駅(大阪メトロ))