通りすがりに開いてて良かった「大衆酒場 尾張屋」神戸市兵庫区新開地


新開地のCinema KOBEで映画を観て、さぁ酒を飲もうかと思ったが、意外と店がない。
この界隈は競艇おっちゃんエリアだから、昼間から飲める店はあちこちにありそうなものなのに。
いや実際に店はそこそこあるのよ、居酒屋とか立ち飲み屋とか。
でも俺が求める店じゃない。



求めるのは、昼から開いてて、キリンラガー瓶かサッポロラガー瓶あるいはサッポロ黒ラベル瓶がある店。
そしてなおかつ、喫煙可能店である。
それらを満たす店が、不思議なほどに見当たらなかった。
平日の15時になろうかという時間帯、まだ開店していない店も少なくないようだった。
駅の西側、怪しい雰囲気の桜筋、ミナエンタウンと探して回るも良さげな店に出会えず。
まぁミナエン傍には鉄板の「丸萬」があるわけだが、まだ行ったことのない店を求める気分だった。



思うにまかせぬ、と地下を神戸高速線が走る大きな通りをトボトボと歩いていると、小さな店が。









青いテントの「大衆酒場 尾張屋」。
暖簾が出ている、やっているな。
キリンのビールケースが積んである、いいぞ。
喫煙可能店のステッカーが貼ってある、グラシアス。









まずビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。
表にキリンのビールケースがったが実は一番搾りでした、ってオチをかまされなくて良かった。
大瓶600円、納得価格。



店はコンパクトで、大衆酒場って感じより飯屋って造りかな。
まぁ大衆価格で酒を出してれば大衆酒場ってことで、いいや。









ビールのお供に、鶏皮の焼いたやつ。
この店は、ご夫婦か、ひょっとして母と息子か、とにかく大将と女将的な二人で運営されているのだが。
調理も配膳も、大将の担当だった。
女将は客席にどっしり腰掛けテレビの中国だか韓国だかのドラマに釘付けで、動かざること山の如し。
もしかしたら、テレビタイム以外は女将がキリキリ動き回ってるのかもしれない。









出汁巻き、うまかった。
日本酒もいっといた。



この店に出会えて、開いてて、ほんと救われたわ。





この店に立ち寄ったのは2023年12月07日
↓「食べログ」での店舗情報
尾張屋居酒屋 / 湊川公園駅湊川駅新開地駅