最高の面構え「小林商店直売所」大阪市此花区春日出北


阪神なんば線千鳥橋駅から西へ、駅前の商店街を通り過ぎて歩くこと10数分。
もうこの先は住居ばかりで飲食店とかないかも、と思った頃にまた商店街(春日出商店街)。









その商店街の中に「小林商店」という酒屋があるが、そこでは飲めない。
が、すぐ近くに「小林商店直売所」という立ち飲みがあって、そこで飲める。
この店の外観が素晴らしく、しばし立ち尽くして眺めてしまう。
昔気質の苦味走った男の面構え、っといた良さがある。









なにより、三つ並んだ立派な看板が素敵。
時の流れによってのみ、この味わいは生み出されるなぁ。
暖簾も同様に、経年による風格が感じられる。



もうね、店の前に立っただけで、うまい酒を飲んだような喜びが得られた。
とか言いつつ、実際に飲まなきゃ勿体ないわけで、店内へと。
床がコンクリの土間ってのも、これまた良い。









まずビール、サッポロ黒ラベル瓶があって嬉しい。
キリンラガーかサッポロラガーを飲むことが多いが、黒ラベルも好きよ。
ビールのお供に、焼き餃子。









店先の印象から、酒のアテは乾きものとか缶詰ぐらいしかないかと感じたが、メニュー豊富。
ちょっとした居酒屋並みのラインナップ。
そのことに少しミスマッチ感も抱いたが、まぁいろいろあるのは良いことだ。
ミスマッチ感といえば、店を切り盛りしてるのが若いお兄さんであることも想定外だった。
物静かな高齢のご店主がやっていそうだ、と勝手に想像してたからね。
しかし若いお兄さん(「小林商店」の従業員扱いだろうか)がやってるってことは、末長く続きそうってこと。
店主高齢により閉店、ということはなさそうだってことだから、良いね。









日本酒、ちろりで出してくれると嬉しいね。
まぐろユッケをアテに。
この店は喫煙可なので、腰を落ち着けて(立ち飲みだが)飲める。
禁煙だったらビール飲み干したら撤収するところだ。



開店時刻は俺にとっては微妙な15:30、もっと早いと嬉しいが俺の勝手な言い草に過ぎないな。
あまりにも渋い外観に反して、立ち飲みビギナーにも利用しやすい店だと思う。
場所的なことであまり知られていないかもしれないが、大阪在住の立ち飲み好きは行ってみたら良いと思うよ。



この店に立ち寄ったのは2024年04月15日
↓「食べログ」での店舗情報
小林商店 直売所立ち飲み / 千鳥橋駅伝法駅安治川口駅