東京都北区にやってまいりました。
東京飲み屋巡りの3日目、この夜から北区十条に二泊するのである、なぜなら安く泊まれるホテルがあったから。
そして北区は、俺が好きそうな飲み屋の宝庫であるからですよ。
さて、そんな北区の一軒目として、埼京線JR十条駅からすぐそこ「神ちゃん」へ。
ここは東京飲み屋巡りをするにあたって事前にネットで情報を拾ってリストに入れていた店だが、事前情報がなくても入ってみただろうな。
この、味のある外観だもの。
なんとも煤けている風情で、くたびれていて、こういうの惹かれるんだよね。
店内はL字形カウンター、だけだったかな、全体的な店内の構造はあまり記憶に残っていない。
記憶に残っているのは、店内あちこちに飾られていた雑多なものだ。
なんだかよくわかんないものが、店主のコレクションだか知らないが飾ってある。
ちゃんとディスプレイされてる感じでもないが、飾ってある。
馴染み客の写真も、ベタベタと貼付けられていて、その想い出はベタベタと油の皮膜で覆われて保存されている。
焼鳥屋だもの、煤けたり油にまみれたりするわな。
しかし壁面はそうだが、カウンター廻りが不潔だとかそういう印象はなかったし、換気が悪くて煙くてたまらないということもなかったよ。
あくまで経年による、長いこと店をやってるからという壁面の状況だろう。
壁面にはなんだかわかんないものだけでなく、ちゃんとメニューも貼られていた。
サワー類とホッピーのセットとの価格差がそんなにないと感じたので、まったり飲もうとホッピーを。
この店では同行者があって、そちらは焼鳥とかモツとか注文してたが、俺は店先でも馴染み客たちの写真の下でもアピールされていたオリジナルメニューであるらしい鉄板玉子焼360円也を注文。
なるほど、こういうものか。
鉄板アツアツだが玉子には半熟のところもあって、桜えびなんか散らしてあって、ちょっと良いね。
酒がガンガンすすむって味ではないけど、なんかホッとするアテだね。
同行者があったので店主とはあんまり会話してないが、見知らぬ客である俺たちにもオープンマインドな接客だったから独り酒でも楽しめたろうな。
場末感、煤け具合も味だと楽しめる向きにはオススメできるよ、この店。
↓「食べログ」での店舗情報