北区赤羽の有名な激安立ち飲み屋「いこい」超アウェイで俺はぜんぜん憩えなかったわ

強烈なアウェイ感で、まったくもってぜんぜん憩えなかったよ。
赤羽で有名な立ち飲み屋「いこい」。

いこい:外観

まだまだ俺の精進が足りんのか?

東京飲み屋巡り4日目の朝、の二軒目。
地図を見ずにウロウロ歩いていて、ああここかと辿り着いたのは目的の支店ではなく本店だった。

いこい:外観いこい:外観

本店は11時からなんだねぇ。
支店は「喜多屋」と同じで07時開店。

いこい:外観

こちらが支店でございます。
店の前にチャリがたくさん並んでて、なんだか小学生や中学生の溜まり場みたいに感じる。
まぁ実際は朝から酒を飲む社会的にちょっとアレなオッサンの溜まり場なんだけどね。
そして俺もそういうアレなオッサンであるわけです。

店内は混み混み。
まだ10時過ぎなのに、カウンター周囲は立錐の余地もないってな様相。
フロアには立ちテーブルもいくつもあり、空いているエリアに、とりあえず立つ。
が、そこに立っていても注文はできないと常連らしきオッサンが教えてくれた。
カウンターで注文をするのだと。

そのカウンターはオバチャンが仕切っており、なんとかしてオバチャンに飲みものを注文しなければならないのだが、一見の俺には一瞥もくれず飛び交うオーダーをさばくオバチャンに注文の声をかけるのは至難だった。
そもそも物理的にカウンターに近づけない、びっしり客で囲まれて空間的に閉ざされている。
まごついていたら、常連らしきオッサンが、ほんの少しのスペースに侵入するよう促してくれた。
ようやくハイボールを注文した。
すかさずオバチャンから“食べものは?!”と注文を命じるような一言が。
考える間もなく、まぐろ、と答えた。
迅速な対応力と思考速度の速さが要求される店だなぁ〜。

いこい:酒

こちらハイボール190円也。
ここではハイボールといえばウイスキーじゃなく焼酎の炭酸割りがデフォルトなんだな。
東京の庶民的な酒場で、いわゆる“ボール”と呼ばれるものだね。

いこい:料理

まぐろ130円。
安いのに4切れあり、お得感はあるね。
これはカウンターで受け取るのでなく、店のオッチャンが持ってきてくれた。

オッチャンは穏やかな印象だが、カウンターを仕切るオバチャンは怖い。
オバチャンは映画「フルメタル・ジャケット」のハートマン軍曹のよううな威圧感があり“ふざけるな!大声だせ!注文する前と後に“サー”と言え!”みたいなことを言ってもおかしくない、などと思った。
が、常連と思われるオッサンたちは、殺伐とした(と、俺には感じる)空気のなかで、憩いつつ飲んでいる。
カウンター周囲は静かに飲んでいる独り客が多いが、フロアの団体客は談笑などしている。
憩いの場なんだねぇ、俺はちっとも憩えなかったが。
まだまだ俺の精進が足りんのか?
徳の積みようが足りんのか?

とは言え、憩えはしないが立ちテーブルに独りの空間を確保して飲み食いして、それなりに楽しめた。
もしフロアまで激混みだったら、厳しかったかもしれないが。
なかなかハードルが高い店だなと、飲み屋に入ってめったに感じることがないことを感じたよ。



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