俺は世代的に、キャバレーに憧れを抱いたって感じだね。
酒を飲める年齢になる頃には既にとっくに全盛期を過ぎてたから。
なんというか“古き良き時代”への憧れみたいなものの、象徴のひとつがキャバレーって感じ。
まだキャバレーを名乗る店も現存はするが、ステージでバンドが演奏するスタイルのものは「ハリウッド」閉店で絶滅するらしいと聞いた。
さすがにオオバコの店内は、煌びやかだが古臭くもあり、でもそれが良い風情。
ステージでは確かにバンドが演奏してて、その光景にちょっと感動。
席はかなり埋まっていて、店との別れを惜しむ客たちの心の涙が……とかいう雰囲気はなく、常連客が普通にいつものように飲みに来てるって空気。
客の年齢層はだいぶ高めで、ついでにホステスさんの年齢層も同様。
俺には若めの、40代くらいのホステスさんが付いてくれたが、おねだりして古参のホステスさんにも付いてもらった。
なんかねぇ、昔を知るベテランホステスさんに話を聞きたかったのよね。
ホウスボトルのウイスキーを水割りでガブガブ飲みつつ楽しんだ。
存分にキャバレーの風情を楽しんで、さてまた別のお楽しみだ。
ショータイム。
この夜の演し物は、セクシーバーレスクだった。
事前に公式サイトでスケジュールを確認し、日程を合わせて行ったわけだ。
そりゃあ演歌歌謡ショーとかのほうが昭和って感慨があるんだろうが、演歌は嫌いだしな。
せっかくならセクシーな肢体を拝みたいわな。
いやぁ、良いものだった。
そんなこんなで「ハリウッド」を楽しんだ。
その記憶は店がなくなったあとも残る。
惜しむらくは日程的に北千住の店舗には行けなかったことだな。
だいぶ以前に大阪ミナミ「味園ユニバース」に行ったことがある。
そちらも閉店しているわけだが、「ハリウッド」と合わせて、キャバレーってのは楽しいもんだという大事な思い出だ。
↓「食べログ」での店舗情報
ハリウッド 赤羽 (その他 / 赤羽駅、赤羽岩淵駅、志茂駅)