きました、って4月下旬のハナシなんだけどね、東京飲み屋巡り四日目の朝のことです。
やっぱ赤羽ははずせないよなぁ東京で飲み屋を巡るならさぁ。
「まるます家」が朝から開いてることで有名だと思うが、他にも朝から飲める店はあるんだぜぃ。
つーかむしろ「まるます家」より早く開いてる飲み屋があるんだぜぃ。
こちら「喜多屋」は07時開店でございます。
JR赤羽駅東口至近、駅を降りたらすぐ朝酒が飲めるっていう赤羽スゴいね。
ところで入り口が二つあって、俺は向かって左のほうから入った。
そしたら“こっちは今の時間はダメ”と女将に怒らりた。
ニョヘ〜(´ω`)
入り口は別で中の空間は繋がってる、ってんじゃなくて別の空間なのね。
左手側は夕方からしか使わないエリアってわけか。
そんなわけで右の入り口から入りなおしましたよ。
酔っぱらい入店禁止の模様。
大丈夫、まだ一滴の酒も飲んでない朝10時。
さて立ち飲みの店内、先客として何人かのオッチャンたちが静かに立っていた。
みなそれぞれ独り客で、それぞれのポジションに立って静かに飲んでいた。
静かな店だ。
まずビール、黒ラベルもいいね。
朝から飲むにはキリンラガーより黒ラベルのほうがスムースでいいかもしれんね。
大瓶410円、安いね。
なんかアテを注文しようと、壁に貼ってあるメニューを見た。
見たら、でっかく『携帯電話使用禁止』と書いてあるのに気づいた。
メールもダメと書いてある、謎の厳しさ((´ω`;)))
それに気づかずスマホでビールとか注意書き自体を撮影していた俺。
ところで俺の目の前にはネタケースが。
串を打たれた焼鳥が、びっしり蓄えられている。
カウンター内、ネタケースの向こうでは、初老に近いオイチャンが黙々と串を打っているのだ。
寡黙な仕事ぶりよのぅ、と眺めていたが、女将から叱責が飛んだ。
そんなにやたらに串を打ってどうするんだ供給過剰だ、というような内容であった。
言われてみれば焼鳥のオーダーが盛んに飛び交っているわけでもなく、そんなに製造しても……って気はした。
オイチャンは内心ショボーンとしたであろうが、寡黙に業務上の指示を聞いていた。
ニョヘ〜(´ω`)
常連客らしきオッチャンは気を効かせたのか、供給過剰であろう焼鳥ネタを注文していた。
ナイスフォロー。
だが俺はなにごともなかったように冷奴を注文しました。
朝っぱらから焼鳥はシンドイわぁ。
まぁ朝っつーか、やがて10時って時間帯だったが。
女将は女将で、入り口向かって左側の空間でなにやら忙しそうであった。
たぶん昼からの混雑に備えての準備かねぇ。
客のオッチャンたちは相変わらず静かだ。
店内のテレビでなにかの番組が写っているが、ボリュームは極めて絞ってあり、音声はかすかにしか聞こえない。
静かな立ち飲み屋だ。
さて。
いくつかニョヘ〜(´ω`)ってなっちゃう要素があったのだが、この店は嫌いじゃない。
いくつかの店ルールが存在するが、別に反感は抱かなかった。
大塚の「晩杯屋」は、立ち位置を横柄な態度で指定され、注文を遮られ、ムカついてサッサと撤収した。
そちらも「喜多屋」も、同じように激安な店だから、ニコニコ接客やホスピタリティは期待しない。
でも両者は、どこかが違うんだよな。
飲み屋ってのは面白いな。
↓「食べログ」での店舗情報
酒・立ち飲み 喜多屋 (居酒屋 / 赤羽駅、赤羽岩淵駅、志茂駅)