こりゃけっこう昔からやってる酒場なんだろうなと、風格すら漂わせる外観が魅力的なんだよ。
角打ち、立ち飲みが好きな飲んだくれなら、知ってる人も多いよね。
朝から角打ちをやってる酒屋です。
売り場の奥にカウンターがあり、そこで立って飲める。
ビールなどは冷蔵ケースがら自分で出して飲む。
赤星、いいよねぇ。
黒ラベルもいいよねぇ。
俺には珍しく独り飲みではなかったので、２人でビールを２本。
量り売りで飲める酒が、けっこう豊富にラインナップされている。
酒のアテは缶詰なんかあるが、惣菜なども用意されている。
ネタケースがあり、中を見ると豚バラや肝なんて串もあって、市場内の店から仕入れてるのかな。
そういう串はレンジアップしてくれるんだろうけど、焼きたてにはかなわないからスルーして、竹輪を。
ブリブリっとした竹輪、おいしかったよこれ。
これも市場内で売ってるものだろうね。
竹輪をアテに、ビールをもう１本。
外観と同様に店内もいい感じに古びていて、良い風情だ。
割と広めで照明は明るく、外観のイメージよりも開放的な雰囲気。
ではあるが、接客が好きじゃないんだよな。
たとえば“乾きものなんかは置いてないですか？”と訊くと、“乾きものなんかは置いてないです”と返事がくる。
その、慇懃無礼な答え方が、ちょっと小馬鹿にしてんじゃねぇかとカンに触る。
ここで角打ちするのは初めてじゃなく、以前にも接客が気に入らないなと感じたんだよね。
別にハートフルな接客は望んでない、角打ちだもの。
乾きものはないか訊いて、“ない。”とだけ答えられてもカンに触りはしない。
妙に丁寧っぽいのが気にいらねぇ。
ちなみに地元の常連と思われる客とは、くだけた感じで接している。
ま、人通りの多い市場内の目立つ外観だ。
観光客が団体で訪れてキャッキャ騒いで、だいぶ嫌な目にあったので一見には壁を作る接客姿勢なのかもしれない。
変に観光名所にならないようにという自衛策みたいなもんかな、とも思う。
俺だって、昔からの角打ちや立ち飲み屋が観光スポット化してたらガッカリするもんな。
そんなわけで、ここでは注文と会計のときしか言葉を発しないほうが良い。
あ、写真を撮るときは許可を得ないといけないので、そこも声を発しなければだ。
でもね、古くからの角打ちの風情を残す酒屋だから、まだ行ったことのない人は一度は行ってみると良いよ。
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↓「食べログ」での店舗情報
赤壁酒店 （立ち飲み居酒屋・バー / 旦過駅、平和通駅、小倉駅）