黒崎をウロウロしてみて良かったという喜び「エビス屋昼夜食堂」北九州市黒崎

<追記:2020年12月26日>
折尾に行ったついでに、黒崎で途中下車。

エビス屋昼夜食堂

久しぶりに「エビス屋昼夜食堂」、健在でなにより。
コロナ禍でどうにかなってやしないかと、ご無沙汰の店を訪れる際には不安がつきまとう昨今だよねぇ。

エビス屋昼夜食堂エビス屋昼夜食堂

ああ、営業時間が変わってる。
まぁ、このくらいの影響で済んでるなら、まだ良いほうか。

エビス屋昼夜食堂エビス屋昼夜食堂

相変わらず、飲める食堂で、素晴らしい。
相変わらず、安いし。

エビス屋昼夜食堂

ただ残念なことに、禁煙になってた。
でもまぁ、昼から飲める食堂としての価値は変わらない。

<初回投稿:2016年08月19日>
素晴らしい、素敵だ。
素直にそう思えちゃう店に、北九州市八幡西区黒崎で出会った。

黒崎の商店街で飲み屋を求めてウロウロしていて、あまり収穫がないから諦めて駅に戻ろうとしていてたまたま目にとまった店なので、まさに俺にとって“出会った”という感じだったな。

エビス屋昼夜食堂

まず、赤いテントに白く抜かれた屋号が目にとまった。
エビス屋、ってなんか目出度い屋号だし赤と白の配色も目出度いじゃない。
そんで、24時間営業って書いてあるのにも惹かれた。
上の画像のアングルで、店内はカウンターを囲むように丸椅子が並んでいる様子が見えた。
その様子から、個人営業の牛丼屋みたいな店かなと、24時間営業ということもあって思った。

エビス屋昼夜食堂

表にまわってみると、白地に青で大きく“ごはん”と。
それもインパクトあるが、赤いテントに「エビス屋昼夜食堂」と。
うん、なんて素敵な響きだろう“昼夜食堂”って。
昼も夜もやってます、昼でも夜でもメシ食えます、という気概のようなものを感じるし声に出して言いたい日本語ってなロマンさえも感じる。
昼夜問わず、そこには人々の息遣いと人生がある、みたいな感じだよ。

そんなわけで、飲み屋を求めていてメシ屋は求めていなかったのだが、屋号とか佇まいとかに惹かれちゃって立ち寄ってみることにした。

エビス屋昼夜食堂

あ、飲める店じゃん。
店内に入るなり壁のメニューをチェックすると、アルコールメニューが過不足なく揃ってる。
メシ屋であるが、飲める店だった。

そしてまた、料理のメニューがやたら充実している。
ゴハン類、麺類、オカズになる一品、酒のアテになる一品など、定食屋にあるものから居酒屋にあるメニューまで一通り揃っていてメニューを眺めてワクワクできる構成だ。

エビス屋昼夜食堂

レギュラーメニューの他に、その日のオススメも黒板に。
そしてまた、厨房をグルっとコの字に囲むカウンター席に居並ぶ客たちは、ほぼほぼ酒を飲んでいた。
これは、良い。
この時点でまだ何も飲んでも食べてもいないが、この店は当たりだ、大当たりだと確信しちゃったね。

エビス屋昼夜食堂

この日は既にハシゴ5軒目となりビールとかは十分に飲んでいたので、ポン酒を。
枡にコップ酒、いいねこの風情。
注文したアテが出てくるのを待ちながら、ちびちび飲む。

エビス屋昼夜食堂

黒板に書かれた“今日のオススメ”から、イワシミリン漬けを選んだ。
ポン酒とミリン漬け、なんとも絵になる心躍る光景じゃないか。

エビス屋昼夜食堂

ふっくり焼かれたテラテラとしたイワシは、なんともじっくり旨かった。
これ280円なんだよ、すごくお値打ち。
こういうアテで、昼夜問わず飲めるわけか、昼間っから、なんなら朝っぱらから。
なんて素晴らしい店なんだ、ここは。

カウンター内には何人かのオバチャンが、仲良くチャキチャキと客や調理をさばいている。
その様子も楽しい。
客のオッチャン率の高さも心地よい。

こんな素敵な店が、街の主幹駅の近くにあるなんて、黒崎はすごく恵まれた街だなって思ったよ。
また、この「エビス屋昼夜食堂」に立ち寄るためだけにでも黒崎へ行く価値があるとも思うね。
素晴らしいよ「エビス屋昼夜食堂」。

↓「食べログ」での店舗情報

エビス屋昼夜食堂定食・食堂 / 黒崎駅前駅黒崎駅西黒崎駅