なんとも味わい深い外観の小さな寿司屋「中津川」。
古びて狭そうで、一見さんお断りな雰囲気も漂っていて玄人向きってオーラがある。
が、店先に掲示されてる品書きを眺めると、随分お安い店みたい。
頑固職人の店のようでいて、回転寿司くらい安いなぁ。
ガラガラと引き戸を開けて店に踏み込むと、というか踏み込むほどのスペースもなく外観からの印象通りに狭い。
酒と、刺身を適当に盛ってもらった。
先客はなく大将とマンツーマンとなったが、けっこう歳のいってらっしゃる大将は接客スマイルとか営業トークはない感じで仕事に専念。
店内にも品書きが貼ってあって、まじまじ眺めて安いなぁと改めて感じて、次々に注文。
あじ、さば、しんこ巻とか。
ひらめとか、トロ鉄火とか。
酒を何度かおかわりして、どんどん飲みながら次々に注文。
大将は、次々と、言葉数少なく握ってくれるが寡黙ではありつつ寿司を握る所作が雄弁であった……というかぷるぷると微妙に体が震えているように感じたが年齢もいってらっしゃるしな。
無駄にでかいネタ、無粋に大ぶりな寿司って好きじゃないんだが、ここのは小ぶりで良い。
酒がすすむ寿司だなって思った。
気分良くあれこれ頼んだし酒も多めに飲んじゃったので、それなりの値段にはなってしまった。
でも好きだなこの店、また立ち寄りたいかも。
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