阪急十三駅すぐそば渋い外観だが和気あいあい「玉の家」

梅田で昼から酒飲んで、阪急電鉄で十三へ。
以前に十三で飲んだときは駅の東側で立ち飲み屋とか酒屋の角打でハシゴしたが、今回はきまぐれに西側へ。

駅を出てすぐの十三駅前西商店街にある「玉の家」という店の佇まいが目にとまった。

玉の家:外観

商店街は飲み屋だけでなくキャバクラだか風俗店だかわかんない店などもあって雑多で猥雑な印象を受けたんだけど、そんななか地味で古びた外観が逆に目立った。

玉の家:のれん

この看板、暖簾、提灯がねぇ、長い時を経て薄汚れた感じが渋いなぁ。
暖簾には大衆酒場と大きく染め抜かれているし、これは由緒正しきオッサン酒場だろうという期待感。
それはそうと屋号は「玉の家」と看板にはあるが、暖簾には「玉乃家」とあり表記が違うんだけど、どっちが正しいのだろうかそんなこと気にしないどっちでもいいって感じなんだろうか。

さて外観から、きっと寡黙で老齢の大将が一人でやってる店かなみたいな予想をしたんだけど。
実際はママさんっぽい女性二人でやってらっしゃる、なんだかアットホームな飲み屋でした。
花なんか生けてあってね、外観とのキャップを感じたね。

玉の家:店内

平日の17時ちょい過ぎ、明らかに常連さん顔馴染みですよねっていうオジサンや高齢お嬢さんでカウンターはほぼほぼ埋まっていて、なんというか一体感のある客層。
で、そこに紛れ込んできた見知らぬオッサンである俺は、排除されたりせずウェルカムに迎えられた。

なんだか予想と違ったなという気持ちもあり、迎え入れられてホッともしつつ、まずはビール。

玉の家:ラガー瓶

キリンラガー瓶があって嬉しい。
アテもなんやかやあったが、この日のハシゴ酒5軒目であってハラ減ってないので軽いものをと。

玉の家:たいたん

子芋のたいたん450円也。
正直なところ大衆酒場って割には安くはないなと思いつつ、優しい味でほっこりもした。
なんかいろいろ常連さんが話しかけてくれるんで、町の情報とか訊いたりで駅の東側は工事をしてて云々とか聞いた気がして西側に出たのは正解だったかと思ったような気もするが酔って記憶は曖昧である。

飲み屋での交流というのが好きな人には、非常にオススメできる店だと思った。
俺もそういうのは嫌いじゃないさ。
十三には独り酒が似合う飲み屋が多いと感じるが、ここは和める店だねぇ。

↓「食べログ」での店舗情報

玉乃家居酒屋 / 十三駅