大阪に来ていて、さて今日も飲み屋を巡るぜという朝。
しかしまぁ朝はコーヒーが飲みたいので、ちょっと喫茶店に寄ろう。
コリアンタウンとして、また焼肉屋がたくさんある町として有名な鶴橋で喫茶店を探す。
鶴橋駅近辺は、コリアンな商店が密集するゴチャゴチャした商店街っていうか市場みたいなエリアがあり、なかなか賑やかだし生活感もけっこうなものだなぁ。
一軒の喫茶店の看板が目にとまり、そこに立ち寄ることにする。
モーニングやってるから、朝メシも食えるしいいね、と。
「シュン」という屋号の、昭和な外観の喫茶店。
いわゆるひとつの昭和レトロですなぁという佇まいだが、きっとオープン当時はかなりモダンな造りであったのではなかろうか。
ドアを開けるとレトロな女性店員が迎えてくれました。
メニューを見るまでもなく、モーニングを注文。
テーブルには灰皿と、マッチが置かれていた。
いいね、喫茶店のマッチというものは。
こちらの店は、空箱を組んでマッチ入れにしてあるのね、こういうのなんだか楽しいわ。
昔はほとんどの喫茶店が店オリジナルデザインのマッチを用意してたものだよね〜。
喫茶店のマッチを集めるのが楽しい時代もありました。
まずコーヒーがきました。
とりたててどうということはないが、悪くないコーヒーだ。
店の外観からの予想よりも意外とコーヒーカップは古臭くないな、などと思った。
やがてトーストとゆで卵とバナナのプレートがきました。
これで380円、いいんじゃないの。
テーブルには塩が用意されていて嬉しい、ゆで卵には塩だよね。
平日の朝10時、商店密集地帯のガヤガヤから逃れての、静かな庶民感。
とりたてて良い喫茶店でもないとも言えるが、ぜんぜん悪くもないし、コーヒーとタバコでホッと一息つけて良かったわ。
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