そんな有楽町に初めて来てみましたよ。
なぜ有楽町に足を運ぼうと思ったかっつーと、俺の中での有楽町のイメージとは違って高架下に面白い店があるのだと知ったからです。
はい、こちら。
高架越しに見える高層ビルとは全く異なる色褪せてボロボロの庇がインパクトある「食安商店」。
商店とあるが、まぁ昔は商店だったのかなって想像はできるが、今はそうではなくって。
自動販売機が並んでる空間なんだよねぇ。
ひたすら自動販売機が並んでるんだよ。
そんで清涼飲料水よりもアルコール類が充実してるんだよ。
だから、ちょっと立ち寄って自販機で酒を買ってその場で飲むっていう、お立ち寄り立ち飲みスポットになってるんだよ。
で、なかなかに利用者が多いんだよこれがまた。
月曜の13時台、入れ替わり立ち替わり、常に6、7人の利用者が立って無言で飲んでるんだよ。
立ち飲み屋とか酒屋の角打ちって大好きな俺も、さすがにこんなとこで飲まんでもいいんじゃないかと思った。
ただ単に酒の自販機が並んでるだけのスペースでアルコール摂取しなけりゃいかんほど切羽詰まっているのか、こういう飲み方するのはさすがに社会の底辺じゃないのか、という背徳感と落伍感があるねぇ。
ま、俺も飲むわけだが。
白角水割を飲んだが、あんまり美味しくなくて失敗したと思った。
自販機しかないと書いたが、ちょっとした台と灰皿はある。
もちろん空き缶を捨てるゴミ箱もあるよ。
なんだろね、この界隈には昼からやってる立ち飲み屋とか、そういうのはないのかね。
しかたなく自販機コーナーで飲んでるのかね。
ここでサクっとアルコール投入して、またビジネスに戻るんかね。
緊急避難的にアルコールを摂取しないと日常生活もままならない重度のアル中が利用してるのかね。
なんかもういろいろな想いが胸に去来するね。
しかし、面白いな。
この社会の落伍者感、底辺感は面白いなと思ったよ。
チョイ飲み♪ とかサク飲み♪っていうカジュアルで甘っちょろいものじゃなく、もっと真摯でハードボイルドななにかを感じたよ。
↓「食べログ」での店舗情報
食安商店 (立ち飲み居酒屋・バー / 日比谷駅、有楽町駅、銀座駅)