岸和田を訪れるにあたり、事前にネットで飲み屋情報を拾おうとしたのだが芳しい結果は得られなかった……のだが、各地情報が拾えたんだよねぇ。
岸和田に角打ちできる酒屋があるんか、そりゃ行ってみねばと。
「酒ショップナガハシ」。
アーケードから逸れて路地をフニャフニャ進んだら辿り着けた。
もう、なんか普通に酒屋って感じだったね。
ただフロアに低めの、応接室みたいなテーブルと椅子が用意してあった。
俺がフラっと訪ねたら、店の人たちが座って寛いでいた。
ここで飲めます? と訊くと、椅子を空けて座るようすすめていただいた。
なんか恐縮しちゃうな。
なんか面白い酒ないかなと売り場の冷蔵ショーケースを物色し、変わったラベルのビールを。
ミツボシビールっていうの。
俺は地ビールとかクラフトビールってぜんぜん詳しくないんで、こういうのがあるのか〜と物珍しさで選んだが、しまったラベルをよく見たら愛知県のビールじゃん……岸和田で愛知のクラフトビールを飲むって、なんか変だよね。
ま、いいか。
グラスを出してくれて、美味しくいただきました。
飲んでる間、店の人はカウンター脇に姿勢を正して立ってらして、接客してくれる構え。
いやなんか気をつかわないでください、店の仕事をしてくださって結構ですとお願いする。
角打ちはねぇ、基本的に客放置でも構わないんよね。
立ち飲むためのカウンターも見当たらないので、あまり角打ち対応は想定されてないのかしらんと思ったが、レジ横には乾きものとかベビーチーズとかが小皿に用意されてて、これは角打ち対応だよねぇと思う。
チョコをいただきました。
常連さんが会社帰りに集う場所、みたいな感じなのかな。
昼下がりに見知らぬオッサン(俺)が現れたので、ちょっと店の人もドギマギしたのかも。
とても丁寧に対応していただいたので、俺がちょっとドギマギしたわ。
この辺りでは角打ちって言葉は使わないと思うが、岸和田にも酒屋の立ち飲み文化があるんだと確認できて嬉しかった。
他にも立ち飲める酒屋はあるようだったが、今回はここまで。
「酒ショップナガハシ」大阪府岸和田市五軒屋町18-4