この辺りには角打ちできる酒屋とか昼から飲める店がいっぱいあって、前日に廻りきれなかった積み残しを廻りたいなと思って。
昼から飲めるスナックみたいな店があるとネットで情報を拾っていた。
なかなかディープな店のようで、ぜひ立ち寄っておきたかった。
「釜山」という店。
横浜橋通商店街を抜け、賑やかさもまばらになった辺りで妙な存在感を放っている。
テントには居酒屋と書いてあるが、居酒屋っぽくはないよなぁ。
店先の黒板に書かれたメニューを見ると喫茶店だかメシ屋だか、もうなんだかわかんない。
そして、店内からカラオケの音が漏れ聞こえてくる。
事前にスナックみたいな店だという情報は目にしていたが、ドアを開けるのに勇気がいるなぁ。
店内の様子が外からは窺えないのも難易度高い。
とてもお気軽にお入りできるものではない。
決意して店内へ。
月曜の14時過ぎ、店内ほぼ満席かっていう盛況。
ジイサンバアサンだけの楽園の熱気、カラオケ熱唱。
俺は逃げるように空いてたカウンター席へ。
激しい場違い感に襲われ、俺はちょっと酒なんて飲む気分ではなくなってしまった。
寂れた、場末の、怪しい酒場は大好きだ。
ここは、テンションが高過ぎるよ。
ママさんだかチーママさんにウーロンハイをお願いした。
飲み干したら迅速に撤収しよう。
と思ったら、突き出しが出てきた。
うわぁ、食い尽くさないと撤収できない。
食わねば食わねば。
俺はそこそこ、酒場経験値は高いほうだと思ってた。
だがそれは慢心だった。
ここは、この店には、俺は馴染めないっていうか太刀打ちできないわ。
ギブアップ。
いや楽しい店だと思うよ、昼からお仲間が集って楽しめる陽気なパラダイスなんだと思うよ。
俺ももっと徳を積めば、楽しめるようになるのかな。
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↓「食べログ」での店舗情報
居酒屋釜山 (居酒屋 / 阪東橋駅、伊勢佐木長者町駅、黄金町駅)