意外にも洋食の趣きだった「わらじや」大阪市西成区千本中

岸里駅の辺りをウロウロしてたら、怪しげな飲食店を見かけた。
看板や提灯があるから店だということは判るが、店先はびっしりと貼り紙で埋め尽くされていて、まるで怪文書や毒電波を撒き散らす秘密のアジトのように遠目では見えた。

わらじやわらじや

食べ処、そして呑み処、「わらじや」という店なんだな。
まぁ、好みではあるんだよね、こういう怪しい外観の店って。

わらじや

メニューの情報も拾えるんだろうと貼り紙の内容をチェックすると、ああ、ここってNHKの「ドキュメント72時間」で取材されてた店なんだね。
放送を見てたんで、ここなのかぁって気分で店に入ってみた。

わらじや

まず、ビール。
アテはどうしようかとカウンター奥に貼られた品書きを眺めていたら大将にトンカツをオススメされたので、ゴハン味噌汁なしの単品でお願いした。

わらじやわらじや

トンカツができあがるまで店内を眺めまわすと、いい感じに雑然としている。
食材が多くて、そりゃメニュー多いもんなぁって思う。
それに、ドキュメント見たせいか多品種で栄養バランスとか考えた食事を提供するためかな、とか思う。

わらじやわらじや

トンカツが出てきて、パッと見でまず、なんか洋食っぽいと感じた。
もっとこう、千切りキャベツが添えてあるだけみたいな、素っ気のない皿を想像していたんだけど、キチンとサラダが守られているという様相で予想外だった。
まぁキャベツの切り方とか、そう繊細ではない風情もあるが。
たっぷりのソースが、これがなかなか侮れないもので、けっこう複雑な味のドミで。コク深くて。
結構これは、立派な洋食なんじゃなかって嬉しさがあった。

この店に行ったのは2020年01月06日
↓「食べログ」での店舗情報

わらじや定食・食堂 / 岸里駅天下茶屋駅聖天坂駅