うどん、そば、安い。
たまたまTwiterのタイムラインで知って、安さに惹かれて行ってみた。
新世界から西に、堺筋も阪堺電車の線路も越えた辺り、「麺処 田舎屋」。
青いテントは鮮やかだが、けっこう地味で控えめな外観。
店先のメニューサンプルケースは空っぽで、品書きがプリントされた紙が貼ってある。
かけうどん200円、安いね(そば、きしめんも)。
だがむしろ、うどんよりカツ丼が目立つ貼り紙の配置。
どうやらカツ丼が人気メニューみたいなのよね、Twitterのつぶやきでもそうだったし。
そんなわけで、かけそばとカツ丼。
ボリューム感のあるカツ丼、これが480円ってのも、これまた安いね。
しかしこれがちょっと、一般的なカツ丼ではない。
かけカツ丼、と呼ばれるタイプで、一言でいえば“カツを煮てないカツ丼”だ。
ほかほかごはんに揚げたてのカツをのせて、その上にタマネギとかを玉子でとじたのをかける。
曰く、カツがサクサク、ということだ。
これが残念ながら、俺の好みではないんだな。
カツ丼においてカツに求めるのは、じわっと煮込まれて衣に甘じょっぱいタレが染みた状態なのよ。
そりゃ、トンカツとかは衣サクサクがいいよ、でもカツ丼ではそうじゃないんだ俺は。
そば、ええ感じにツユがうまい。
出汁の旨味が豊かで、うまい。
これが200円で食えるってのは、有り難いことだね。
この安さって、ジャンジャン町の「松屋」とか道具屋筋の「松屋」とか、新世界の「三吉」と同レベルだよね。
それらの店は立ち食いだが、こちらは座ってゆったり食えるのはアドバンテージだね(立ち食いも好きだが)。
店先のメニュー貼り紙、値上げしたであろう価格の修正跡が生々しいが、じゅうぶん激安だよね。
値上げはお店が悪いんじゃないから、遠慮なくもうちょい上げてもらっても大丈夫ですって気持ちになるよ。
また寄ろう、新世界で映画を観るときにでも。
この店に立ち寄ったのは2022年11月12日
↓「食べログ」での店舗情報
田舎屋 (うどん / 今宮戎駅、新今宮駅、新今宮駅前駅)